戦っている時の恢がとにかく格好いい!
そして日常で見せる、照れる恢にニヤニヤする。
あと、レミリアがかわいい! 無邪気で、大人ぶってて、勝気で母性があるロリコンなんて完璧やん。
レミィの大人の女性としての余裕も素敵。
バトル描写の疾走感、熱さはさすがにプロにひけを取らないレベル!
……ごめんなさい。本音、言う。
本音というか、この作品に惹かれた本当の理由。
完成度の高い作品はこの作品以外にもある。癖のない、水のように読める作品も他にもある。
でも、作者の「これが書きたい!」という執念じみた思いの熱さはこれが一番でした。
できれば一人でも多くの人と、この「熱さ」を共有したいです。
悪魔憑き同士の尋常ならざる死闘、軽妙な台詞回しなど中二心をくすぐられますね。
体は異形と化しながらも心は人間のままという主人公は、やはり良いものです。
レミリアと恢、心通わせていく少女と青年には思わずほっこりします。
戦闘時はカッコイイけど普段はダメ大人な恢と、おしゃまでしっかり者なレミリアは良いコンビですね。レミリアかわいい。
レイドとライラ、敵役ですがふたりの関係性もいいですね、多くは語らずともわかりあってる感じ。切なくもありました。
それから主人公の銃器を召喚する異能力というのが、もうかっこいいですね。
ガンアクションも派手で熱いです。ラストバトルは息もつかせぬ勢いがあります。
私は銃器関係に詳しくなく雰囲気で楽しんだところも多いのですが、銃器に造詣の深い方は、より楽しめるのではないでしょうか。
主人公は悪魔のごとき力を持っています。しかしその力は決して無軌道ではなく、とある少女を守るために使われます。
主人公と少女の出会いは偶然でした。彼女は社会の闇から闇へと落ちていって、売り飛ばされる寸前でした。しかし裏社会にも事故はつきもので、人身売買の現場で大量の悪魔を発生させてしまうのです。
そこへ悪魔祓いを生業とする主人公が登場して、少女を助けることになります。
しかし少女が売り飛ばされそうになっていたのは、裏社会のよくある話ではなく、さらに極悪非道な敵との因果だったのです。
敵は女の子を欲していました。しかも悪魔のごとき力を持つ主人公であっても勝てるかどうかわからないほど凶暴であります。本来の生業と違って一銭の得にもなりません。
ですが主人公には損得を越えた感情がありました。少女を助けたいという純粋な想いです。
こうして主人公は少女を守るために、血と硝煙と魔力が満ちた戦場を駆け抜けることになりました。
――これはおまけ話ですが、コルトガバメントが大好きなあなたが大興奮する大技が発動しますよ。私は興奮しました。