心象

君が歌い

僕はギター

どこまでもいけど

人々はほど遠く

あの日はまだ

錆びた自転車を漕いで

白波の海を眺め

灼けた防波堤

潮風と日差し

水平線はまぶしく

すこし

さびしく

君の歌声がまるで

僕のためだけのように

響いていて

たぶんそれで

すべてだった

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詩とか散文とか かんらくらんか @kanraku_ranka

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