まずは「ひとり1つの最高傑作」企画への参加、ありがとうございます。
いくつか読ませていただきました。
「最終最終選考」「クローンワイブス」「猿」「水の惑星」「同窓生」「穢されにきた女」ですね。
私が個人的に一番好きだったのは「水の惑星」でした。あまりに突飛な発想で笑ってしまいそうになるけれど、しかし、どこか寂寥感を感じたり、綺麗な光景を想像したりできる不思議な掌編でした。…不思議な小便でした。
失礼しました。
雨が誰かの涙に例えられるように、海はもともと誰かの小便だったのではないかと、想像せざるを得ないオチに気持ちよさを感じました。
そのほかの掌編もオチが秀逸ですし、伏線もあるものにはあるし、オチを予想しようとしてもしきれないところが、悔しくもあり嬉しくもある、楽しい小説でした。
私にもそんな発想力があればなあと羨ましいくらいです。