第3話 超能力?

朝8時半、俺は寝ているじいちゃんに、ありがとう、いってきますと伝え、家を後にした。


指定された公園につくとあの女、新みらいはすでにいた、周りを見渡すと俺たち以外の人はいない

「よう、時間ピッタリだろ」


「遅刻するかと思いましたよ」

そういうと彼女はにこやかにほほ笑んだ


この女、笑うと可愛いんだよな


「では、改めまして確認させていただきます

昨日、お話した件承諾するということでよろしいでしょうか」


「もちろん、男に二言はないです

昨日じいちゃんと、たくさん話したんだ、俺はこの道を進む」


「では、契約に移らさせていただきます

右手を私の右手の上にのせて下さい、手の甲を上に向けおねがいします」


どういうことだろう、てっきり契約書にサインかなんかだとおもっていたのに、印鑑持ってきて損した。


「では、いきます」


彼女が左手で俺の右手を覆うと、その直後、俺の血が熱くなり、手のひらが燃えるような感覚になった

時間にするとほんの数秒、何がおこったか理解できない


「あっちーーーーー、てめー何すんだ、手が燃えるかとおもったぞ

どういうことだ」

動揺と怒りで声が震える。


「はい、これで契約終了、あ~やっと終わった、これで何とかなったよ

助かった、ありがと」


「だからどういうことだってんだ、てか口調もかわってんぞ」


「だから、契約し終わったって言ったでしょ、自分の手よくみなさい」


確認すると手の中心に刺青のように文字が入っている


「なんだこれはーーーーーー


はぁはぁ、てめー

どういうつもりだ、というかこれは言ったいなんなんだ

説明しろーーーー」


「ハイハイ説明するから、ついてきなさい」

そういわれ

有無も言わさず黒塗りの乗用車に乗せられた



「てめー、これはいったいどういうつもりだ」


「あっシートベルトはちゃんとしてね、こんなんで、減点とかばかみたいだからさ」


「...」


「どこから説明すればいいかな、とりあずその手に浮かびあがってる文字から説明

するね

それは、あなたに備わっていた能力を具現化したもの、私は、眠れる能力を引き出す能力があるの、だからその文字は、あなたにとってとても重要なものだということを理解してね、あとはこの書類を読んで自分で理解してちょうだい」


「15分くらいで目的地につくからそれまで読むように、で、質問はそれを読んだ後ってことで...」


「...わかったよ...」


動揺がすごく言葉もでない、渡された書類を見ると、新しい人生の手引きと書かれている 


引き出された能力の使い方、能力は人によってことなり、使い方は本人しかしらない、独自の訓練でのみ成長していく

能力がひきだされ、約1時間ほどで、体になじみ使い方が脳に直接送られる。


※能力を得ることができる人物は、悲惨な運命をだどってきたもののみ

悲惨な運命をたどってきた人が誰しも、能力が開花するわけではない


契約したときの人をパートナーとし今後、依頼される仕事をこなしていく

いわゆる万事屋といわれるものだ。


契約を破棄する場合、記憶を消し、それまでに受け取った報酬全額返済となる


依頼ポイントが合計100になると、自動的に契約は解除され、賞与とし二人に10億円送られる


依頼ポイントとは、依頼によって報酬とは別にポイントが付与される

難しい依頼程ポイントは高い


そのほかにも、いろいろ書かれていたが、省略するとそういうことらしい。


すこし考えにくいことだけど、いわゆる漫画みたいなことが俺に起っているということなのか...


「あの...これに書かれてあることが本当だとしたら、俺って超能力者なの」


「まぁ簡単に言えばそうね、ただいえることは万能ではないってことねその手に書かれてある文字の一つしか能力は使えないからね」


「んで、なんでいきなり口調が変わったの」


「契約が終了した段階で私たちはパートナーになったからよ、パートナーに敬語で話す必要ないでしょ」


「そうですか。それで、今どこに向かってるの」


「私たちのために用意されたオフィスよ、そこで依頼をまつの、書かれてあると思うけど、能力の使い方はあなたしかわからないね、とりあえず質問はここまでにして」


「オフィスについたら一から説明してもらうからな」






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