悪漢小説ながらもクールとユーモアを忘れていない

ピカレスクというジャンルなのだろうか。
主人公は正義の味方ではない犯罪社会の住人ながらも、
嫌いになれない、むしろ愛すべき奴らになっていく。
エリオットとアンナの微妙な関係を表現するテンポいい会話はこの小説の大きな魅力。
早い展開なので飽きることなく読める優れた小説。
つまり面白い。

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