恋歌

如月李緒

長くもがなと 思ひぬるかな

 初めて人を好きになった。

 気づけば君を目で追っていて、気づけば君への気持ちはさらに強くなっていた。

 いつもの帰り道。

 僕は君を待ち伏せて、想いを伝えた。


 きっと、運命だったんだね。

 君も僕を目で追っていたなんて。

 たまに目があったのは気のせいじゃなかったんだ。


 僕は君を愛している。

 君も僕を愛してくれている。

 世界が輝いて見えるよ。

 昔はこの世に未練なんてなかった。

 でも今はこの世界で生きていたいって思うんだ。

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恋歌 如月李緒 @empty_moon556

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