第27話はたはた迷惑

本日の一品:はたはたの塩焼き


ハタハタは塩してしばらく置いて焼く。

面倒ならばホットプレートなどで焼きながら食べるのも悪くない。

出来るならばコンロに焼き網、更にこだわるならば七厘に備長炭で焼きながら食べるのがよろしい。


熱燗をちびりちびりとやりながら焼き上がりを待つのが冬の楽しみであろう。



本文


 ハタハタが迷惑になるのは漁師さんを知り合いに持つ一部の連中の事である。ハタハタを百キロ単位でもらえばもてあますのは判るのだが投棄するのはやめてほしい物である。着払いであるから私にもおすそ分けして欲しいかなとかいうと軽トラック一杯とか来そうなので言わないけど。


 ハタハタ、一時期は禁漁したりしているけど別の産地で結構とっているからあまり意味が無かったり・・・・・・それでも孫子の代に向けて我慢する秋田の漁師さんには敬礼。

 冬季によく送られてくるのだが、食べ方が分かる人が少なすぎて売れ残ったり・・・・・・・


 普通に塩焼きでもうまいし煮つけてもうまい。魚醤にしてもイシリ程ではないが美味なのであの近辺の者が好んで蛋白源にするのは良く判る。個人的に好きなのは卵を持っていないオスの干物。あれがあれば一匹で一合くらいは軽くいける。それで調子に乗ったら箱単位で食べて一升酒をしてしまったのだから私のだらしなさと言うのは反省するべきであろう。



 そういうことで反省して今宵はこれにで止める。

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