第26話海苔突込み

本日の一品:海苔のスープ


チキンスープを煮立たせて、味の付いていない板海苔をもみほぐして入れる。

塩コショウで味を調えて好みで溶き卵を加える。


二日酔いの朝によい、生ノリが手に入ればそれでもよい。




本文


 海苔で突っ込みをしてはいけません。べたべたします。


 さて今回はノリの騙りである。海苔と言うものは色々な種類があるらしく、板海苔に使われるアマノリ属の海藻類やら青海苔やアオサも海苔と称する。語源についてとか考えても詮無い事なので別の者にお任せしよう。

 この海苔も元々は鮮魚の担当であったのだが乾物だからとグロッサリーが持っていきやがったのである。おかげでヒジキやら昆布やらスルメまでも・・・・・・・・・・・おかげで鮮魚の売り上げが下がっている。十数年前に比べて何割下がっているじゃないのと言う文句をつける上役がいるのだが対応する品目が少なくなれば下がるのは当たり前じゃないかと文句が言いたくなる。最近では寿司を鮮魚ではなくて惣菜に持ち込んだりして売り上げが半減とまではいかなくても大幅に減ってと売場長を更迭なんて冗談のような本当の話が・・・・・・・当時社員にとの話があったのだがその点に突っ込み入れたら・・・・・・(お察しください)

 その後、寿司・焼き魚の売り上げ別に集計してみたら実際に下がっていたから封殺されてしまったんですけどね。切り身、丸魚の売り上げが下がっていたのが大きかった。刺身、生食はやや増加傾向だったのであるが。これも時代の流れと言うことですか・・・・・・・


 さて、今の時期ですと生の海苔が時折目につくのであるが、味噌汁だの卵とじだの・・・・・・・普通に美味しいのだけど食べ方が少ないような気がする。昔だと粥の増量材として一緒に炊き込んだりもしたそうだが普通に汁物系ばかりだなと・・・・

 居酒屋に行ってみれば海苔の酢の物や海苔のテンプラなんて言うのも、これは美味しいが量を食べるものではないし・・・・・・・・

 結論海苔は少量つまむものである。


 目先を変えてみて麺麭に合わないかどうか考えてみることにする。海苔の佃煮を塗った上からチーズ。普通にうまい。トマトソースに生ノリ・・・・これも美味。バジルソースだと風味がかち合って意味がないし・・・・・・アンチョビに海苔・・・・・・・結構いけるな。

 でも、調べてみたらウェールズの海岸沿いで似た食べ方をしているらしい。無念。

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