朝焼けの

まるで 夢を見てるみたいな

朝焼けの雲の 燃える赤


恐くなって 袖をぎゅっと 掴んだ


僕らはいつだって

本当のことは何も話さなかった

口にしないことが 君を守ることだと

勘違いしていたんだ


あるのは 流れるメロディ

間の抜けた 僕の口笛



まるで 夢を見てるみたいな

燃える赤の 隙間を流れる風


心地よくて 思わず顔を上げた


眩しすぎる太陽は

全てを知り尽くしているようで

見透かしてさえ いるようで


何故か安心した

許されたような思いにも

なっていたんだ

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カプセルトイ 鈴一歩 @ippo_ippo

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