ボクと彼女の秘密の……

エピローグ

第18話

　あの告白の日以降もボクは真梨ちゃんとちゃんと毎日勉強をした。って言っても、真梨ちゃんはほとんどだらけてはいたんだけど。でも、さすがに前日は勉強をしてたけど。

　で、ボクの本当に小さな告白は聞こえてなかったのか、真梨ちゃんは何も言ってこなかった。でも、聞こえてたらきっと、あの日で終わっちゃってたかもしれないんだから、良かったんだよね、これで？

　それで、順位はなんと、２４０人中７３位！本当にすごいよ、これ！これも全部、真梨ちゃんのおかげだよね。

　でも、ナナはもっっっっとすごくて、１位！！ナナは普通って言ってたけど、全っ然普通じゃないよ！中学の頃からボクよりも全然頭良かったけど、こんなに良かったなんて……。ナナも、真梨ちゃんも本当、すごいよ……。

　それで、真梨ちゃんに報告をしたときのこと。結果がすっごい良かったって伝えたら、真梨ちゃんはすっごい喜んでくれた。それで、その日は真梨ちゃんと一緒に帰ったんだけど、（ナナは二人にするために先に帰ってくれた）その別れ際、

「わたしも涼ちゃんのこと、大好きだよ。遅くなったけど、ありがとね」

　って……。ボクは、いきなり何だろう？って思ったけど、しばらくは分かんなかった。

　でも、気づいちゃった。わたしもってことは、ボクが真梨ちゃんを好きって事を知ってるって事で……。それはつまり、ボクの告白が聞こえてたって事！？

　それで、そう言ってくれたって事は、両思い？じゃないよね……。真梨ちゃんは後輩として、とか、友達として、とか、そんな意味でなんだろうし……。でも、もし、違ってたら……？

　ど、どういうことなの……？あぅ……。ま、真梨ちゃぁん、教えて～！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（了）