第12話 PS4の音回りのあれこれ

 先述した部分でも重複しますが、基本的にPCのディスプレイは二つあり、片側はPS4などゲーム機、BDプレイヤーなどと共用しておりました。

 個人的な話ではありますが、ゲームそれ自体の音楽、音声などにおいて、私は「聞ければいい」くらいの感覚でしかなく、序盤こそちゃんと聞くものの、途中からはほとんど音声オフなんてこともありまして、それほど重要ではなかったのですが。


 しかし、BDを再生するのをPS4で、ゲームと共用する、となれば話も変わるわけです。


 まず、当初の配線――というか、流れですが。


 PS4からHDMI端子を利用し、ディスプレイ側に映像と音を出力する。

 音だけ、ディスプレイ側のイヤホンジャックからコードを伸ばし、RCA(赤白のピンジャック)へ派生させ、そこからアンプに繋いでいました。

 これが「聞ければいい」という接続方法で、普通の考えではない――でしょう、たぶん。適当に細工をした現状維持みたいな感じで。


 何が悪いのかを説明したいんですが、専門的な部分なので、なんとなく私が感じているような説明になりますが。

 簡単に言えば、HDMIで出力された音を、イヤホンジャックを使って聞く時点で、音が劣化してます。たぶん。だって、その音はもう「ディスプレイ側の許容量」で発せられる音のはずですから。

 更にそこから、無理にRCAへ分割している――ようなもの――ですから、音が良いわけがない。


 つまり、悪い音をアンプで増幅したところで、音は良くならない、ってことです。

 高級のCDプレイヤーなんかを使う人がいるのは、そういう理由もあります。あると思います。レコードが良いって人も、そういう視点ですし。


 で、まあなんでこんなのをっていうと、いわゆるコンバータを購入して、実際に音を流して、差を聞いてみたわけですよ。ぜんぜん違ったんですこれもう。


 高いものから安いものまでありますが、どういうものかというと、HDMIでディスプレイを接続する「中間点」に設置するもので、ディスプレイ側に映像を出力し、音だけをRCAで繋げるようにするものですね。

 基本的にステレオで扱うアンプは、RCAでの接続が基本ですからね……こういう細かい機器が結構あります。あるし溜まるというか。


 ともあれ。

 正直に、聞こえる音域が倍になったくらいの変化があります。

 最初の状態が悪すぎたっていうのもありますが……まあ、どうであれ、音源となる機械から可能な限り、できれば直接、アンプへと繋げるべきだ、ということですかねー。


 余談ですが。

 RCAコード。

 高い方のやつを見ると、頭が痛くなるくらいの値段です。

 ……あんなん買えるか。

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うちのステレオシステム紹介。ステレオで音楽を聴こう! 雨天紅雨 @utenkoh_601

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