第7話 日 常
今日の目覚めも苦しい 手も痺れている 2倍だ2人居るからね
必死に抜け出して 外に出た当然寝不足で 少しけだるいが 爽やかな朝日を浴びて
元気になる 柔軟体操にストレッチ 体がこなれたらランニング ダンベルと腕立て
伏せ 腹筋背筋を鍛えて汗だくに成って終了 風呂場で汗を流したら 朝食の準備を
する為に小屋に向かう おっとその前に朝取り野菜を収穫 竈で火を起こし湯を沸かす 野菜を洗う ベーコンと卵を焼き 食パンを切る 円がメイド服で 近づいて来る
「薫様 おはよう御座います 何かお手伝い致しましょうか」
「おはよう しんちゃん起こして食事にしましょう」
馴れない 円が丁寧語を使うから 俺も丁寧語が混じる 慣れだ 慣れが必要
朝食の後は打ち合わせだ 円としんちゃんは引越し 俺は炉の製作 さやるぞぅ
石材を出して溶着剤で組んでゆく 元々優秀な円が切り出した石材で隙間が無い
午前中で組みあがった 後は木材で雨除けの木組みをして完成 陣地構築の資格が
技術として生きている 勉強してよかった 余った時間で読書をしょう が?
気が付いてしまった 此処に来て約1ヵ月現地の人と喋ってない このままじゃ
ただの引篭もりになってしまう 神袋のナビに頼んで 初級の会話本を出して貰う
2人が帰ってくる前に中級迄終了した通常1~2年掛かるのに 体力だけでなく頭脳
も進化したのだろう もういい 割り切った 薪が大量に必要なのだが木の根と
丸太の端材では足りない 明日鉱石を取りに行く時収集しよう 取り合えず端財を
薪にしていく
「「ただいま」」
「お帰りなさい」
人を待つのも嬉しいものだ 人じゃないけどね しんちゃんが壁際にドアを付けた
ドアを開いて中を見ると どひゃーーーーーーーーー!!!そこには しんちゃんの部屋がある それも小屋の何倍も さらにドアがあり他の部屋に繋がっているとの事
「俺の部屋にも繋がる??」
「ハイ繋がります そこで生活できますよ」
説明によると 転移でも入れる 但し出る時は 入った場所に戻るそうだ 一寸待て
待ってくれ それでは俺たちが苦労して 小屋を施設を改良したのは無駄ーーー!!
一人固まっていたが
「此れは此れ 其れは其れ です」
ドヤ顔で円が言い切った もう良い もう良いよ 好きにしてください...
俺はショックで不貞寝した.....
何時もの寝苦しい 目覚めの時がきた 隣をみると2人が抱きついていた 何か嬉しい 何だろう 何が在っても 同じ朝を迎えられる 笑いが出た俺にしては珍しい
俺の笑い声に2人が目を覚まし 微笑んでいた これも嬉しい
俺は鍛錬 円は朝食の準備 しんちゃんは収穫何か良い 家族の日常に成りそうだ
食事後の 何時もの打ち合わせ 今日はみんなで鉱山に行く事が決まる 円が昼の弁当を作ってる間に 余ってる戦闘服の一番小さいのでもぶかぶかだ それでもしんちゃん皆と同じ服に嬉しそうだ 何とか合わせて 3人お揃いだ 準備を済ませると
「薫 円わしと手を繋ぐのじゃ 鉱山に転移じゃ」
「転移!」
目の前の景色が変わった 此処が鉱山 良く分からないが 瞑想すると 何かが山の中に有るのが分かる 湯脈の時と同じだと思う ライフルをつるはしに替えて 円が
土魔法で土を取り除いて行くしんちゃんと2人で後を着いていき 反応があった物を
収納していく 削岩機 ベルトコンベア トロッコそんなものは要らない 100人分
の仕事を 3人で数倍のスピードで進んでいく 色々な鉱脈が見つかったが 鑑定する暇なく 収納していく暫らく掘り進んでいくと 洞窟に突き当たった その壁には
無数の宝石があった 思わず見とれていたが 中で昼にしようと思う 空気も十分にある事を確認して 昼の弁当を広げる 3人共神袋を持っている 当然弁当も熱々
から揚げ弁当にとんかつだ 宝石を見ながら 楽しく食べていると 何時の間にか
白い子犬みたいな子が尻尾を振りながらいた 可愛いので警戒もせずにから揚げを与えると 喜んで食べてくれた 1人前をぺろりと食べてしまった 食べ終わると眠そうだったので 座布団をだして寝かせた 俺達は宝石の採取 幾ら採取しても 終わらない 物凄い数と種類だと思った そろそろ飽きたので 外に出る事にした 外に出ると 3人で採取した鉱物と宝石を分けて出した 円が宝石にクリーンという魔法を掛けた そうすると磨きが掛かったように 光沢をもった宝石になった 数が多いので後数回掛けるそうだ しんちゃんは 練成 分別を掛けている その後錬金を掛けてインゴットにしていくそうだ 俺は坑道から来る気配に 反応した つるはしをライフルに替え 構える 坑道から出てきたのは さっきの子犬だった それも懸命に座布団を引きずりながら 泥だらけになって 思わず抱きしめてしまった 子犬は
尻尾を振りながら 俺の顔を嘗め回していた 撫で回してから 一緒に親を探す為
に洞窟に戻った 2人は作業を続行 洞窟の奥は暗く空気が薄い こんな所に1匹で居たのかと思って 聞いてみる事にした 子犬ちゃん親は居ないのか 子犬は尻尾を
捲き 下を向いた何となく 居ないと分かると 再び大きな声で聞いた
「一緒に来るか」
子犬は尻尾を激しく振り 飛びついてきた 分かった一緒に行こう
再び外に戻ったら 2人は作業を終了してて 優雅にお茶してた
手作りショートケーキを振る舞い 子犬にはミルクを上げた 2人に聞いた 家族が
増えるけど良いか如何か?
「あの~!家族をふ{良いよ~}や」
「だって可愛いじゃん」
「ふむ 良い良いのじゃ」
2人が快諾してくれたので 心眼発動 してビックリ
種類ウルフ
名前 無し
年齢 今日
技能**** ****
状態 健康
備考 本日神界から降臨した神狼
まだまだ幼稚な心眼ですが内容に驚いた 今日生まれて今日降臨 何でやねん
又神様系ジャン 俺の周り神系ばっか 此処に来てから 人間見てない 落ち込みながら インゴットと宝石を収納し坑道を塞ぐ さあ家に帰ろう!子狼を頭に載せ手を繋いで 俺が発動 転移 可也疲れたけど無事帰宅 子狼は走り廻っている 今日は
純和食 定番焼き魚定食 10人前用意しました 2人も風呂から上がった処で楽しい
食事の時間 生まれたての子狼が何を食べるか心配したけど 何でもいけそうだ
取り合えずミルクと焼き魚を与えてみた 問題なく食べていた 食べ物で感じていた
疑問を円に質問した
「ヤマトの食材と神山で取れたもの食べた時 何か違和感があるのだけど 分る」
「はい 実は薫さんと同じで食材もヤマトから転移した時に可也の力を蓄えてくるのです 食材は食べた方の体質で変わりますが 良い人でレベルが1UPします」
「良く分からないけど ヤマトの物を食べたら元気もりもりになる事は分った」
聞けば神山製も マナが蓄えられ 現地の人が食べれば元気になるそうだ 俺たちが
住んでる場所は 神界に近いそうだ まあ楽しいから良いけどね 明日は何をしよう
いせかいいいせかい UPUP 4989 @sekisyuu
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