謳って謡って

やけになった五月雨が痛い

喉を貫いて笑って笑って


彼方の言葉が乾いている

夢見の孤城に滲んで滲んで


きっとその目は虚無なんだわ

退廃の期待にひがんでひがんで


明日はあなたは何を惟う

冷ややかな僕に誓って誓って


わすれな草は意地が悪い

生命維持装置に悔やんで悔やんで



唯一無二の嫌われ詐欺

片頭痛なら伝って、何処かへと

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