愛おしい歩幅の縮め具合。

ヒロインの心理描写が素晴らしい
ヒロイン、主人公には心が筆者によって植え付けられていきます。
この作品のいい所は主人公とヒロインを始めとした登場人物の冗談の掛け合いもありますが、何より読者が感情移入しやすい程に丁寧に描かれた心理描写。
そして、それを無駄にしない終盤の畳み掛けです。心を持ったこの小説が持ち出す、哲学はとても説得力があり心に響きます。

出会いと別れを噛み締めるこの作品は読んで後悔しないものでした。
筆者が言っている完結部分で終えるのもいいかも知れませんが
蛇足かもしれませんが是非????話まで読んで欲しいです。そこに筆者の主張はかなり含まてると僕は感じました。
????話の最後の一文で僕は号泣です。