双子相愛

夜神

第1夜

「ただいま。」

「おかえりー…って、すぶ濡れじゃないか!」

扉が開く音に振り返ると、そこにはびしょびしょの妹…ミミーが。

「傘は?」

「邪魔だったから持ってかなかった。」

「もう…。…とりあえず、すぐシャワー浴びて!ほら!」

兄のガルシアは、ミミーの団服を脱がすと、バスタオルを渡した。

「ん…わかった。」

ミミーは眠いのか、ふらふらとベッドに近寄り腰掛けた。

そして、その場で服を脱ぎ始めた。

「ミミー…せめて更衣室で脱いで…」

「ん?あぁ。悪ぃ。」

かなり眠いのか、船を漕ぎ始めた。そして、そのまま後ろに倒れ、ころんと寝てしまった。

「もー…。ミミーったら。」

ガルシアは抱き起こそうと抱えようとしたその時。


むに。


柔らかいものが当たった。


「っ…!?」

慌てて体を離す。


「…。」

ガルシアはそのまま固まってしまった。

そして数分後、ミミーに覆いかぶさり、胸をつついた。

「…ぷにぷに。」

たまらないほど柔らかくて、もっちりしたミミーの乳房は、

湿気を含んでいるからか、手に吸い付く。

「ミミー…。」

身体がいう事を利かない。

このままだと…。

「…ん、ガル…シ、ア。」

ただの寝言。それなのに、どこかゾクッとする色気を含んだ寝言。

その一言がガルシアを壊れさせた。


ー何かが崩れ落ちる音がしたー




「ミミー…!」

胸を優しく、且激しく揉むと、ミミーの乳頭がぴんと立った。

「かわいい…。」

ピンクの可愛らしい乳頭をつまみ、こりこりと弄る。

「ん…。」

ミミーの身体がぴくっと動いた。

それをみたガルシアは、乳頭に口をつけ、ちゅぅと吸った。

「んぁ…。」

ミミーは小さく甘い声を出す。

ガルシアはそのままミミーに口づけをし、舌を入れた。

「んっ…は…」

「ん…ん…っ」

深いキスを繰り返すと、ミミーはぷはっと深い呼吸をし、

またすやすやと寝息を立て始めた。

「これでも起きないの?」

ガルシアは薄く苦笑いを浮かべると、ミミーの太股をなで、

下着越しから陰部を触った。

「湿ってるよ…?」

陰部は熱く、じっとりと濡れていた。

ガルシアは下着をずらし、割れ目に指を這わせた。

「は…っ…。」

ミミーは眉間にしわを寄せ、シーツをぎゅっとつかんだ。

「そろそろかな?」

そういうと、割れ目につぷっと2本の指をいれ、くぱっと広げた。

「もう、ガマンできないよ…。」

そういうと強引に下着を脱がすと

スラックスのファスナーを下ろし、ぶるんと硬くなった自身を取り出した。

自身からはつぅと透明な液体がしたたり、びくびくと脈打っている。

「ずっとガマンしてたんだよ?…思う存分マーキングしてあげる。」





「ぁ、あ!ガ、ガルシ、ア…!」

苦しそうに喘ぐミミー。

そんなミミーをよそに、ガルシアは強く深く腰を打ち付ける。

「ミミーが、悪いんだよ。えっちな身体して、無防備だから…ッ!」

ぐちゅんと奥に突き立てると、ミミーはビクンと身体を反らした。

「あ゛っ…!」

ミミーはびくびくと何度か身体を痙攣させた。

「ッ…!?中、絞まる…!」

くたっと脱力し、深い呼吸をしだすミミーは、涙目でガルシアを見つめ、

「も…やめ…」

と小さい声でつぶやいた。

するとガルシアの身体を電撃のようなものが走った。

「それ、逆効果だから。」

そういうとガルシアはミミーに口付けをし、激しく突いた。

「ん゛っ、んぁ…!」

「ふっ…ん、む…ぷは」

ガルシアはいっそう強く腰を打ち付ける。

「ミミー、イきそ…。イっていい?」

「は!?だ、だめに決まってんだろ!そんなことしたら…。」


ー孕んじまうー


そのことばにガルシアは反応した。…悪い意味で。

「孕んで?僕の、僕らの子供。」

「え?」

中にじわっと暖かい感覚。

あぁ…。

…。

……。




「おはよ、ミミー!」

「んぁ?」

目を擦るミミー。

まるで何事も無かったかのように。






あの後、まだ孕みたくないって泣いちゃったミミーに、

避妊の薬飲ませたのは内緒だよ?








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

双子相愛 夜神 @yonokami

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る