第4話

あーしは夢にも思っていなかった。


目の前には大好きな鈴木達央がいる


まさか目の前であの鈴木達央があーしのためにコーヒーを作ってくれるなんて夢でも見てるんじゃないか。


あーしはそう思った。。。。


達央が笑顔で「はいどうぞ」とあーしにコーヒーを渡してきた。

あーしはついありがとうございますの言葉と本当はミルクと砂糖を入れて欲しかったことも忘れてしまうくらい感激してしまった。


達央はしばらくして、あーしに「そういえば君と賢章って付き合ってるの?」


ぶぶぶぶぶぶぶ あーしはついコーヒーを吹き出しかけてしまった

(危ない危ないたっつんの顔に当たりそうになったわ汗)


あーしは顔を落ち着かせながら「えっ付き合ってないですよぉ〜?」

達央は顔をはにかませながら「ごめんごめん冗談だよwww」

(とても冗談には聞こえないよぉたっつん汗)


そしてニヤリと達央は笑顔で「でもね、ここだけの話だけど賢章には気になる人がいるらしいよ?」

「え?」


その前にたっつんと小野さんってどういう関係?

あーしは疑問を感じかせながら「あっあの」


バタバタバタバタバタバタバタバタバタ


そこで男のスタッフさんがやってきて「達央さんそろそろ会場を出てください!!時間です!!!!」

達央は「あ!」と言いながら「んじゃ会場を後にしようか」


男のスタッフさんはあーしに駆け寄り「こらこらファンは外に出て」

と強い力であーしは会場を追い出された。


途中で達央はあーしのポケットに何か紙切れを入れてきた。


あーしは外で友達に連絡を入れた後、達央が

いれた紙切れを読んだ


_これ俺のLINEのID 絶対他の人には言っちゃダメだよ ちなみにプライベート用だから_


!?!?!?!??????!!!!


「うそ…………………………………」


あーしの心はドキドキした。。。これ本物だよね?????うそ………


そこに小野賢章がやってきた。


「あーしさん!!!!」


「きゃ!!」 あっ賢章さん。。。。。


小野賢章は焦った顔で「先輩と何の話してたの?」 あーしはえ!?と言いながらも紙切れのことは言えなかった。


「いっいつも応援してます。。ってつっ伝えただけ!!!それ以外は!!!」

我ながらバレバレな嘘だと思いつつ賢章はまぁいいやという顔で「まぁいいけど、でも先輩だけはやめた方がいいからね。」


「え!」


「それじゃあ、あーしさん夜道には気をつけてください。」


(賢章さん?)




続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ファンと声優バンドマンの恋 @kaikai114

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る