ショートムービーを観ているような気分でした。気軽な気持ちで試したことから始まるストーリー。王道を行きつつも、傷心の彼女が癒され、新たな恋の始まりに向かっていく姿が印象的でした。
ネタバレを含みます。閲覧には、ご注意下さい。特殊なお仕事を題材に、あれやこれやのドタバタを描く。最後の展開には、そんなバカなーってツッコミたくなる、そんなほんわりした小説。楽しめました。
テンポよく最後まで読める作品。ボディーガードと聞いて思い出すのは、ケビン・コスナー&ホイットニー・ヒューストンのあの映画だと思いますが、本作はアクション性に視点を割かず、ある一点集中型の構成です。限られた文字の中でこれほど魅せるのは見事。ラストの急展開は意見が別れると思いますが、アクションやSFではなく恋愛ドラマなのですから、私としては当然そうなるべき素敵なラストだと思えました。オススメです。