▼主人公の予想

 その貼り紙を見た俺はしばらく呆然としていたのだが、このままここにいても仕方が無いのでとりあえず外に出ることにした。


 エレベーターまで戻り、下のボタンを押そうとしたとき、丁度エレベーターのドアが開いた。

 そこには銀髪で小柄な男性が立っていた。スーツを着ているところを見るとここの社員だった人だろう。お気の毒に…。

「あ、おはようございます。」

「え、あ、おはようございます。」

 挨拶をされたので一応返す。この会社が倒産していなければ、俺の先輩にあたるはずの人だったからな…。


 そして俺達は入れ替わるようにしてエレベーターを乗り降りする。

 完全にエレベーターのドアが閉まる直前、奥から先輩になる予定だった人の叫び声にも近い声が聞こえ、ドアが完全に閉まった。


 さて…これからどうしよう…。俺またニートに逆戻りか…。

 そういえば、俺が朝見た夢でも会社行けなくなってたんだよな…。そんで、とぼとぼ外に出ると怪獣とかキモイのが街を襲ってて…………。

 …え?ちょっ…これが予知夢だとしたら…、もしかして……。


 エレベーターは、もう1階に着いた。そろそろドアが開く。

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リRPG! まぎょ @futomayu3

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