第96話 [FFSエッセイ 単独PV 2,000突破記念…だった筈] 1984年12月ー1987年4月 設定資料集『ザ・テレビジョン アニメシリーズ 重戦機エルガイム I & II & Ⅲ』

あおいフォトグラフ内のThe Five Star Storiesエッセイが、単独PV 2,000突破したし、記念によしエッセイ書こうか。それでは実物の写真も近況ノートに載せて、さて……90分探しましたが有りません。すいません詳細書けません。



・第40話 1986年 漫画「ファイブスター物語 The Five Star Stories/永野護」の完結に思う事

あおいフォトグラフ/判家悠久 - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054882981082/episodes/1177354054888463931



そう何回か引っ越してる内に、紛失した可能性と、妹がそのうちの一箱売ったとの証言もあったので、これは止む得ない長い時間の流れでも有ります。形あるムックはまんだらけのに集結するものなのでしょう。


因みにAmazonだけの中古価格を見ると、 I & II で5万円は行ってます。高いかどうかは、どう考えても高過ぎます。メルカリでは1冊5000円を推移していて、どうしてもならそちらをお勧めします。因みにメルカリ、エルガイムの放映あらすじ記事のザ・テレビジョンもある事は有ります。そこまで売るのかいや買われてますよ。井上伸一郎さんは泣いて喜ぶべきです。


ページ数が100ページ越えと、本当に薄いものですけど、永野護氏の設定資料の指示加筆も漏れなく掲載されていますので、かなりの充実感を感じます。


価格は1000円を超えず、中高生をターゲットにした筈なので、当時かなり売れた筈です。ここでのセール実績があって、ザ・テレビジョンのエルガイムあらすじを担当していた井上伸一郎さんは、1985年3月に発刊される月刊ニュータイプに移籍したと定番ですけど。

待てよ『ザ・テレビジョン アニメシリーズ 重戦機エルガイムII 』の発売は4月なのでこれは後です。それでは1984年12月に発売された『ザ・テレビジョン アニメシリーズ 重戦機エルガイム I 』の実績を鑑みて、月刊ニュータイプは忽ち発刊された様です。仮にも一雑誌、コラムの集合体の雑誌が、3ヶ月あるかの期間で世に出てしまうものでしょうか。恐るべし当時の‎角川書店です。いやそれを揺さぶった当時の熱狂凄いなヤンガーの一言です。



内容としてはほぼ設定資料集なので、カラーはやや先頭の方に。 I は1−2クールの表紙がエルガイムマークI 。Ⅱは3−4クールでエルガイムマークⅡ。Ⅲは期間が2年空いてのオージェ、内容はOVAが出た頃かと。何より異彩を放つはⅡでしょうか。年表形式と、リキッドカラーで描かれたサーガ展開が、後のThe Five Star Storiesに直結します。ここもですけど、1985年ってまだエルガイムが放送中です。ここに設定資料集と言うべきか、永野護のベストムックを描かせてしまう井上伸一郎さん…本当鬼ですよね。いやそこはやや聞こえてくる友情でしょうけど。


そんな尋常では無いムック、いや放送前から、何かやばいアニメ:エルガイムがセンセーションを途切れなく起こします。とは言え当時の朝日系ネットは全国の半分をやっと網羅しようかです。私の青森では、見事放送がすっ飛ばされてZガンダムが入るのですが、それでは波は来ます。もう緻密すぎる設定集と、当時の日本の工房では出せない服飾デザインに海外ブランドカラーがただまばゆいです。


今でこそ、ブランドカラーは幾らでもピックで拾えて来ますが、当時はセルカラーですし、フィルムの色合いもあって、色彩設定の高島清子さんかなり腐心したと思います。そんな色合いを着た方当時の原宿でもいたかです。今でこその日本のファストファッションでも。バブル後であっても何でこんな暗い赤なのかと、まあ我慢して覚えは有ります。

エルガイムという特異点が、1984年に突如現れ、それが世間を馴染ませて行くのは、ヤンガーが社会に出てやや長い時間が必要だったと思われます。


またⅡで全開になったのはイラストのリキッドカラーの適用でしょう。

ここも、思い起こせば悩ましいものです。当時は描き方のノウハウが無く、ケント紙にそのままリキッドカラー塗ってしまったので、ケント紙がボコボコになって、完璧な下書きだったA2デッサンがおじゃんになって、そこから暫くは筆を休みました。美術部の顧問は、そうかと何か寂し気で、ここでもう一度チャレンジすべきがヤンガーなのですけど、下書きで燃え尽きたので、ただごめんなさいしかなかったですね。

また次のチャレンジが出来なかったのも、リキッドカラーがやたら高かったからです。当時のワンポイント仕様でもⅠ万円は軽く超えていたので、田舎の学生に、いざ永野護に挑むぞは壁が高かったです。でもこれを超えた方が、クリエイター業界に入って行くのですから、永野護の影響力って凄いなと思う訳です。


そして本来ならば永野護に感化されて、イラスト業に励む筈が、今はもう筆を握ることは無いでしょう。ただ00年代に、思い立ってはPowerBookとPhotoshopでテキスタイル画を描いていたのですけど、まあ思う存分リキッドカラーを塗り込めるのが、それはもう楽しいのですが、これは際限が無いなで一区切り付けました。器具の進化とは終わりが本当見えなくなるものです。



そうですね。手元に資料が一切無いので、ふんわりとした印象ですけど、エルガイムのポテンシャルは今でこそ発揮出来るかもしれません。2024年で40周年を迎えるエルガイムですけど、リブートしても良いのではと思います。それは「The Five Star Stories」あるだろうし、「花の詩女 ゴティックメード」も出来上がってるだろうも有りましょう。と言うべきか、「花の詩女 ゴティックメード」巡回上映しないものですかね。ここがあってこそのエルガイムのリブートとは思います。

ただ…別作品も有りますけど、ライトセイバーの意匠って、パブリックドメインでは無いと思いますけど、ここ慎重に悩ましいものですよね。




<追記>

月刊ニュータイプ2022年10月号で、11月1日から10日間限定で、TOHOシネマズ新宿ほか全国約52館で上映の告知有り。私も長らく言ってましたが、永野ファン一同も声を上げていたからと思います。流れが20年代的で、声が届くとは改めて新時代だなと。

ただ…近場で言えばTOHOシネマズ おいらせ下田なんて、車持ってないので、行けても帰って来れる保証が有りません。しかもえらく南の方なので、私だけではなく青森県全土が向かえるのは厳しく、下手したら新幹線でTOHOシネマズ 仙台が早いかも。そうなると新幹線チケット代がですか。全国の映画館が無くなって行く中、映画興行は本当難しいものです。やはり隈なく時間を掛けてでもの巡回上映は、どうなのでしょうね。

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