第40話 1986年 漫画「ファイブスター物語 The Five Star Stories/永野護」の完結に思う事

この前本屋で、珍しくニュータイプがゴム封されていなかったので、ぱらぱらめくったら載ってましたね「ファイブスター物語 The Five Star Stories」。ただ、デザインが一新され自分の知っているFSSでは有りませんけどね。


何と言うべきか、コマが小さくて読めない。ハズキルーペですか。単行本化されたら、コマどうなってしまうのでしょうか。いや、もはやそれなのか。


まあ察するに捲りに入った訳ですね。

これが近年の永野護の作風だの声も有りましょうし、終活考えたらそれもなでしょうし、ニュータイプの編集方針ががらっと変わって責付かれてるのでは、の等々。


そうですよね、常々思っていました。1984年のアニメ「エルガイム」から考えたら、どこかで開放して上げたいと。


そもそも残酷過ぎる「エルガイム」の完結を充分救済してますし、FSSもラベル登場で充分世界観描けていますし、もう、FSSがある日突然最終話でも構わないと思います。ただ「F.S.S. DESIGNS」だけは不定期に刊行して欲しい希望は有ります。


自分の中のFSSは単行本12巻で一旦閉じており、ファン卒業が何を言うかですが。もう全デザイン刷新して、新読者を獲得するよりは、別の物語を描い方が生粋の永野ファンは喜ぶと思うのですよ。


あの永野が動く。ファンであったら、ただ待ちどうしたかったですよね。それは今も変わらないかなと。


例えば、アニメ「ブレンパワード」は充分過ぎる程完結していますが、永野護の手によって、映画なり漫画短期連載で描かれたらどうなるのかなと、思い描きます。

勿論、新作もようこそウエルカムです。


と言う訳で、FSSがいきなり完結されても、私は一切文句言いません。ただ皆の手前、「F.S.S. DESIGNS」上で厳粛に締めて貰えたらと思います。


いや、それさえも、ザ・テレビジョンの別冊重戦機エルガイム(1)と(2)で、充分完結しているから、贅沢は言えませんよね。


と言うべきか…「FSS」ではなく「エルガイム」を、敢えてザ・テレビジョンの別冊重戦機エルガイム(1)と(2)の設定を踏まえてリブート放送して欲しいですよね。これならリブート放送の枠に収まる設定量ですしね。

放映1984年から2020年の今年で、36年も経ちますしね。40周年記念には行けるのでは無いかと思いますよ。





そして2020年9月20日に、アニマックスで深夜1時に流れていた「重戦機エルガイム」を追っかけ再生で見終えました。1日2話ペースも休みを挟みつつで、レンタルビデオで見て以来でもどうしても見応えはありました。以下感想掻い摘み。



1話「ドリマーズ」は名作かですよね。スタッフは若いかもしれないけどこれをしたかったがビシバシと伝わってきます。

エルガイムはスペースオペラなのでどうしても宇宙戦の比率が高くなってしまいますが、地上戦の方が切迫度高いですよね。まあここはスターウォーズもそうなのですけど、宇宙で奥行きを出すのは今現在でも難しいと言うべきか、実際の宇宙空間に行くと距離感がなくなるので難しい表現では有ります。


各話タイトルは全て全てカタカナです。ここは永野護のテイストが入ってるかなと。洋楽のタイトルみたいで何か聞いて見たいものです。ここに挑む同人の方出てこないものかなと。

確かに初期放送のこの頃より、タイトルのセンスに拘る傾向が有りでの現在では無いかと思います。


前半の反ポセイダルの地上戦迄は、フロッサーが有効的に使われます。この辺の好みは富野監督でしょうね。そうこうのエンディングのほぼフロッサー疾走は、未だダバが故郷で走ってるのかもと感慨深いものが有ります。


バスター砲の解釈は多分最後迄取り扱いが意見が割れたと思います。バッシュがバスター砲を持っていましたが遠距離狙撃的な武器でしたけど、エルガイムMk-II登場近辺から一発必中の兵器になって、そこからバスター砲なり主砲で破砕されて行くシーンが多くなります。

それだったら艦隊戦の方が強く無いかも、作中ではそこまで強力な戦艦は登場しません。ここは或いはポセイダル一強の支配体制の強く出したいので、戦闘艦建造は禁じられた事でしょうね。


そして…アムですよね。エルガイムは確かにダバの立身出世或いは御家再興の物語が定番の位置付けですけど。違いました、アムと言うべきか本多知恵子さんがメインかの物語です。

昭和の時代は、やたらトーナメントに強い方が多いです。オーディションで勝ち得ては這い上がって来て主人公を食ってしまい作品の流れを大きく変えてしまいます。富野監督作品はどうしてもですよね。

アムの声本多知恵子さんの声は、トーン変えずにメリハリを出せて、トーンがブレ無いから芯の強いキャラクター:アムであったり。この後も同様の声優さんいたかなとただ思いが巡ります。エルガイムはアムの物語でもあったから、群像劇の幅が相当広がったと思います。

そのアムと本多知恵子さんがいたからこそ、FSSでセイレイが登場する事となったりでしょうかと思いは深くなります。




あとは重戦機エルガイムは1984年作品ですので、もう祝40年のアニバーサリーどうにかならないかなと。今の技術なら実写3部作は行ける筈と思います。井上さん、どうにか頑張って欲しいです。

もし、実写化されるなら役者さんの予想陣はこの様な感じかも。


ダバ(窪田正孝

キャオ(松坂桃李

アム(木村文乃

レッシィ(波瑠

リリス(平手友梨奈(敢えて人間サイズ)

ステラ(田中哲司

ギャブレー(斎藤工

ネイ(菜々緒

ギワザ(大沢たかお

クワサン(齋藤飛鳥

リョクレイ(伊藤英明

アマンダラ(豊川悦司

ポセイダル(柴咲コウ


日本初のスペースオペラ超大作見てみたいものです。ステラの反乱軍のロケ地は仏ヶ浦が近いかなと。それカムイの剣の冒頭じゃ無いですか。

練習がてら二次創作のシナリオプロットも何れはでしょうか。

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