タイトルの通り、前作同様とても読みやすく良い作品だと思います。
キャラクターそれぞれに魅力があり、脳内地図も形成しやすく、また風景なども想像しやすいですし、お国柄や情勢等も読み進めるにつれ、自然と頭に入ってきます。
失礼ながら誤解を恐れず言わせて頂くと、これほどしっかりとした文章で綴られた物語を、なろうやカクヨムのファンタジー作品で読めるとは思っておりませんでした。
私自身の年齢が上がってきたせいか、数話に1度かそれ以上もペースで涙腺を刺激されていて、良い意味で家族の前では読めません。
優しい世界、可愛いモフモフ、可愛い子、可愛い娘、可愛い大人たちが、いちいち心をポカポカさせてくれます。
ただ、あくまで個人的な感想ですが、主人公の前世における知識が、TVや書籍やネット等の知識から吸収したにせよ、あまりに多分野にわたり、尚且つ詳しすぎやしないかと思う次第ですw
相当に知識欲が旺盛で、気になる事は全てその根源から納得のいくまで調べあげないと気になって夜しか寝られないおじいちゃまだったのかなぁと、、、
もう1つ、私自身が料理好きなのもあるかと思いますが、稀に製法や原料に「ん?」となるものが登場します、これはファンタジーなのでそのへんはなんとなくで良いんだよ!って勝手に納得しておりますので、不満というような烏滸がましいものでは無いのですが。
誤字や脱字、誤用等は極稀に見受けられますが、それは当然どの作品に言える事ですし、無ければより一層、読みやすく好ましいなぁと思う程度です。
また、作者様の好みなのか、文章に重厚感を出すためなのか、はたまた主人公の前世での年齢や環境を踏まえての演出なのかは解りませんが、言い回しや慣用句等が少しばかり古すぎる気がしないでも無い事も無くは無いかもしれなくない?と、、、
長々と纏まりの無いとこを書き汚してしまいましたが、これまで読ませていただいた「なろう」と「カクヨム」の作品の中で1番好きなのではないかと思います。
2部もかなり進んでて今から読む人は大変かもしれませんが、読んで絶対に損はないです!
2部の最初の方では別の転生者が登場しますがそれが人じゃなくて・・・最初は違和感ありまくりでしたが読み進めていくとすごく馴染んでいて主人公の相棒を務めています。そしてパーティーを組んで本格的な冒険者稼業も始まったのもよいですね。
もふもふ達も増えてもふ成分が増量されててとても可愛らしいです。
そして1部の仲間たちも主人公の下に追ってきたり、地元で頑張っていたりでそちらの成長もしっかりと確認することが出来ます。
未だかつてこんなに満足する小説に出逢えたことがありません。
書籍を読んでから続きが気になり、カクヨムまで追いかけてきました!とても面白くて第1部、第2部の最新話まで読み終わりました。そして、また読み返そうかな(笑)それくらいキャラクター達もそれぞれが魅力的。
そして、「ふぇれ」がッ!!見た目が長毛種の超美猫なのに中身は「ふぇれだよ〜」と、可愛くてヤンチャで可愛くて………、もちろん、他の子達もカワイイ、モフモフパラダイス。モフモフハーレム。もちろんモフモフ以外もkawaii〜!
※人間のハーレムはなし。美少女ハーレム苦手な方にもオススメです。モフ愛に溢れてるので。
てか、主人公は、前世の大往生した、ご老人の記憶を引き継いでるので、若くしてとっても枯れてる。見た目は子供、中身は好々爺。本人、気づかないうちにチャンス(恋愛的な意味で)?を棒に振ってる系。フラグ折ってる系。でも、それがイイ。チョロイン?に引っ掛からないで!と思ってるので(笑)
主人公はチートだけど、イヤミが無いです。
異世界転生あるあるの要素がたくさん詰まっているのに、そのバランスが良いです。
チート、ギルド、料理に生産、魔法の学校、かわいいモフモフ達。
貴族との軋轢があったり、冒険者として討伐や収集を行ったり、異世界ファンタジーのベタな内容を個性的に書かれています。
なによりスローライフ!
スローライフを謳って全然スローじゃない……とがっかりする作品もありますが、この作品はちゃんとスローを感じるのに冒険もしっかりしてます。
なかなかの長編なので中だるみも感じましたが第一部から一気に読んでしまって、
お気に入りのエピソード部分を読み返し、そしたらまた最初から読み返したくなり…とループにはまっていますw
更新も待ち遠しくてたまりません!