アライさん「お話したいのだ」
@strn
アライさん「お話したいのだ」
アライさん「アライさんもボスとお話したいのだ!」
フェネック「話してくればー?」
アライさん「普通に話しかけると、かばんちゃんにしか答えてくれないのだ!」
フェネック「そうだったねー」
アライさん「でもサーバルは話してたのだ!」
フェネック「かばんさんが危機の時だけ話すって言ってたねー」
アライさん「難しくてどうすればいいのか分からないのだ!」
フェネック「分かる人に聞いてみようか」
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フェネック「という訳で、教えてー」
ハカセ「なにかと思えばそんな事ですか」
助手「そんな事で呼んだのですか?私たちは忙しいのです」
フェネック「まあまぁ、いいじゃんかー」
アライさん「きき?というのは一体何なのだ?」
ハカセ「危機というのは、危ないということです」
助手「危険なのです。ビックリするのです」
フェネック「つまりかばんさんが危ない目にあったときにボスは話してくれるのかー」
アライさん「でも、かばんさんを危ない目にあわせたくはないのだ」
ハカセ「ケガでなくても、縄張りや食べ物などが無くなる状況も含まれるかも知れないですね」
助手「危機的状況です。食べられないのは辛いのです」
アライさん「じゃあそっちでやってみるのだ!ありがとうなのだ!」
フェネック「あっ!アライさーん。行っちゃった」
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かばん「この辺りでいいかな」
アライさん(かばんさん見つけたのだ。木陰で休んでいたのだ)
かばん「では、いただきます」
アライさん(なにか、取り出して食べ始めたのだ、あれを盗めばききてきじょーきょー?になるのだ。でもそれは可哀想なのだ。どうすればいいのだ)
かばん「あ、アライさん!こんにちは」
アライさん(そんな事を考えていたら気づかれてしまったのだ)
アライさん「こんにちはなのだ!」
アライさん(こうなったら作戦変更で縄張りを奪うのだ!どうすれば良いか分からないからとりあえずくっついて座るのだ!)
アライさん「なにをしてたのだ」
かばん「この料理を作ってみたので自分で食べてみてるんです」
アライさん(そういってかばんさんは手に持ってる食べ物を掲げたのだ。特にアライさんを気にしてはいないようなのだ。アライさんも気にならないのだ!)
アライさん「何なのだ?それは」
かばん「お握りと言うらしいです。良かったら少しどうですか?」
アライさん(かばんさんはそういってお握りを二つに割って半分をアライさんにくれたのだ。食べ物が減ったのでこれでききてきじょーきょーになったのだ!)
アライさん「ありがとうなのだ!」
かばん「どういたしまして。あらためて、いただきます」
アライさん「美味しいのだ!お握り美味しいのだ!」
かばん「良かったです。これなら持ち運びも簡単なので自由な場所で食べられますね」
アライさん「それはいいのだ!お出掛けしてみんなで食べるのだ!」
かばん「楽しそうですね」
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アライさん「というわけで、お握り美味しかったのだ!」
ハカセ「あなたは何をしてるのですか」
助手「何故自分だけ食べているのですか」
アライさん「あわゎ、ごめんなのだ。でもちゃんとかばんさんがお土産持たせてくれたから安心なのだ」
ハカセ「それを早く言うのです(モグモグ)」
助手「もっと早く渡すのです(モグモグ)」
フェネック「それでボスとは話せたの?」
アライさん「あー!!忘れてたのだ!」
フェネック「そっかー」
アライさん「でももう少しだと思うのだ」
フェネック「もう少しかー。ハカセ何かいい案あるー?」
ハカセ(モグモグ)
助手(モグモグ)
アライさん「なんとか言って欲しいのだ」
ハカセ「食事中は静かにしてほしいですね」
助手「料理を楽しみたいのです。待つことも出来ないのですか。」
フェネック「ごめんねー。で何か案ある?」
ハカセ「危険な場所に連れていくのも手かもしれないです」
助手「山なら危機的状況を起こしやすくするのです」
フェネック「そんな事してかばんさん危なくないの?」
ハカセ「私たちが付いているので大丈夫です」
助手「何かあったら私たちが助けるのです。だから私たちの分の料理も頼むのですよ」
アライさん「分かったのだ!お願いしてくるのだ!」
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フェネック(そして、当日だけど)
アライさん「天気良くて良かったのだー!」
かばん「本当ですね。」
フェネック「ハカセ達が居ないけどどうしたのー?」
アライさん「ご飯食べる所で待ってるらしいのだ」
フェネック「二人はぶれないねー」
かばんさん「では二人を待たせてはいけないので行きましょうか」
フェネック「勝手に待ってるんだけどねー」
アライさん「しゅっぱーつ!なのだ!」
フェネック「どこまで行くんだっけ?」
アライさん「あの出っ張った辺りまで行くのだ!」
フェネック「結構険しいねーかばんさん大丈夫ー?」
かばんさん「大丈夫です。結構体力には自信があるので」
アライさん「さっすがかばんさんなのだー!よーしどんどん行くのだ!」
フェネック「アライさーん。そんなに急がなくてもいいよー」
かばん「すごいですね。僕も頑張らないと」
ボス「コノアタリハ、溶岩ガ固マッテ出来タカラ岩ガ多イヨ、気ヲツケテネ」
かばん「はい、ありがとうございます」
フェネック「そういえばサーバルは今日一緒じゃないんだね」
かばん「最近忙しいみたいですね」
フェネック「そんな事もあるんだねー」
アライさん「ほら早くするのだー!」
フェネック「そんなにはしゃぐと危ないよー」
アライさん「大丈夫なのだ!ほら、わっ!」
フェネック「アライさん!」
かばん「っ!」
フェネック(アライさんが落ちそうになった所をかばんさんが手を掴んで止めた)
フェネック「今行くよ」
かばん「待ってください。ここは足場が悪いので引き上げるのは難しそうです。助けを呼んでもらえませんか?」
フェネック「でも・・・」
かばん「大丈夫、ですから」
フェネック「・・・分かった。待ってて」
アライさん「かばんさん・・・」
かばん「大丈夫ですから、少し待ちましょう」
アライさん(かばんさんは笑顔だったが、声が苦しそうだったのだ)
アライさん「かばんさん、アライさんは大丈夫なのだ。手を離して、大丈夫なのだ」
アライさん(かばんさんを危険な目にあわせたくないのだ)
かばんさん「珍しいですね。アライさんが嘘をつくなんて」
ボス「かばんハ足デ体ヲ固定シテ、アライハ体ヲ揺ラサナイヨウニシテ」
アライ「ボス、ごめんなのだ。こうなったのもアライさんが悪いのだ。ボスとお話がしたくてかばんさんに意地悪してたのだ。」
かばん(意地悪?)
アライ「だからアライさんよりもかばんさんを助けてほしいのだ」
ボス「確カニ方法ハ間違ッテイタネ。デモソウ思ッテクレタノハ嬉シイヨ。二人トモボクノ大切ナ仲間ダヨ。ダカラドチラモ助ケルンダ」
かばん「そうですよ。だからもう少し頑張りましょう」
アライ「ありがとうなのだ・・・」
ハカセ「それではそろそろ引き上げますよ」
アライさん「へ?」
助手「では私はこちらを」
かばん「ハカセ達!来てくれたんですか」
ハカセ「はい。長なので」
助手「見守っていました。長なので」
フェネック「アライさーん、無事でよかったよー」
ハカセ「では行きますよ」
助手「ご飯食べに行きますよ」
かばん「ははは」
フェネック「所でアライさん、ボスとは話せた?」
アライさん「少し話せたのだ。でももういいのだ。話せなくてもボスとは友達なのだ!」
アライさん「お話したいのだ」 @strn
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