お料理って良いですよね(じゅるり)
……っと失礼しました。
レビューします作品はアルパカが博士&助手の要請でお料理にチャレンジすると言う作品、『アルパカの「食を求めて三千里」』です。
この作品ですが、アルパカが作る料理は、なんと『ツバメの巣のスープ!』
火を使わずは作れない、と思いきや、IH調理器が導入されているとのこと。
なるほど、これは安心ですね!(しかし、博士と助手のヒグマ評価には笑いました。なるほど、これはアルパカに頼みたくなります)
しかし、問題はツバメの巣のスープです。
これは海辺、しかも切り立った断崖絶壁にしか巣を作らないと言うツバメの巣を食材にした、あの超高級料理です。
これは山場、こうざんに居を構えるアルパカと言うフレンズがチャレンジするとしては、なかなか見ごたえのある挑戦となっております。
とは言え、アルパカがいつも登っている崖とは、少し勝手が違います。
水気たっぷりの潮風に晒されたその石質は、アルパカでも苦戦必死。
もし、落ちてしまえばアルパカとは言え、無事ではすみません。
しかしご安心ください。
アルパカをサポートするために、馴染みのある、あのフレンズがやって来ます。
そんなわけで、巣の密集する場所へと降り立ったアルパカでしたが、そこはたくさんの雛達がお腹を空かせて鳴いている、微笑ましい光景が!
そして、親鳥達は余所者であるアルパカに対して威嚇を始めます。
使われていない巣だろうと、アルパカが近づくのを断固阻止しようと戦う姿勢なのです。
ここでアルパカはどうするのか……!
それは実にアルパカらしい、優しい答えを出してくれます。
そんなわけで。食材と料理を待つ博士と助手の要求に無事に応えられるのか?
アルパカの、朗らかで優しい魅力がたっぷりと描かれたこの作品を是非是非、読んでみて下さい。