無武力世界を目指して

北海ハル

たいさく

世界では未だに武力を誇示する国がいくつもありました。

そこで各国の偉い人たちが集まり、こう言ったのです。

「みんなで決めたタイミングで、同時に武力を捨てればいいんじゃないか?」

なるほどそれはいい、と色々な国の方は手を叩き賞賛しました。

そして程なくしてそれは実行される事になりました。

あらゆる国の時差や武力破壊の環境を揃え、皆が一度に力を失う事を約束したのです。


それでも、従わない国はあるものです。

これまで好戦的だった複数の国が以前の議論から反対していましたが、国のお偉いさんの中のお偉いさんがこう言いました。

「ダメだ、これは全世界が平和のためにすべき事なのだ。いいか、もしこれを無視してまた武力を誇示するような事があれば、その時は全世界の国々が一体となって武力を行使してその国を潰すぞ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

無武力世界を目指して 北海ハル @hata

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説