STAGE:14 蘇れコナミ!
あなたはコナミが好きですか?
僕は好きでした。
と言うと、「ああ、確かに小島監督がいたり、『ゴエモン』とか、PS時代の『幻想水滸伝』とか、色んな音ゲーをばんばん出していてくれた頃のコナミは良かったな」と思われるかもしれません。
違います。
いや、まぁゲーマーとしてはそれもあるのですが、今回はゲームショップから見た話です。
ゲーム業界では色々な流通があります。
例をあげるとソニー流通、任天堂流通、スクエニ流通、コーエー流通などなどです。
その中にコナミ流通もあります。
で、卸価格は定価の何パーセントと決まっているのですが、これが流通によって違いまして、コナミは他と比べて数パーセント安いのです。
たかが数パーセント、されど数パーセント。
これが結構ゲームショップ側としては違ってきまして、他社製品と一緒の価格帯で販売したら、それだけで他よりも利益が大きくなりますし、予約価格もお得感のある値段に設定しやすくなります。
ゲームショップとしてはそれだけでも素晴らしいのですが、コナミ流通にはもうひとつワンダホーなところがあります。
それは送料無料で一品からでも送ってくれるところ。
まぁ、これは他の流通は基本的に問屋や本部を通しての関係だったので、直接やり取りをしていたらコナミ同様な対応をしてくれたのかもしれません。
しかし、問屋などでは合計注文価格がある程度の金額にならないと送料をこちらが負担しなくてはいけないのに対して、コナミは一品、しかも例えば遊戯王のストラクチャーデッキ一個でも送料無料で送ってくれる。
これはね、少しでも無駄な出費を抑えたいゲームショップからしたら素晴らしいことなのですよ。
それに送料無料だとこまめに注文する事も出来ます。
売り切れてもコナミに在庫があれば、早ければ次の日には補充できる。
これはとてもありがたいことでした。
以上の点から、僕はコナミが好きでした(今はゲームショップで働いていません。だから過去形になります)。
今やゲームをほとんど出さなくなり、小島監督の件などもあって家庭用ゲーム業界では影が薄くなっていますが、ゲームショップとしても今一度復活して欲しいなと願うメーカーの筆頭ではないかなと思います。
お願い、(家庭用ゲームを)やめないでコナミ!
あんたが今ここでやめたら、これまでの数々の名作はどうなっちゃうの?
版権はまだ残ってる。ちゃんとクリエイターを手厚く扱い、いいゲームを作ればユーザーは戻ってくるんだから!
次回、コナミ(以下略
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