双極性障害、うつ転した際に来院することが多いので、プロでもうつ病と診断を誤ることがあると聴きます。薬も全然違いますしね。双極性でよく処方されるリチウムは定期的な採血が必要ですし……。
回復のためにはまず本人に気づいてもらう、病気についての認識を得てもらう、かつ気分の波の中でもその認識を継続してもらうことが大切なので、医師だけでなく精神保健福祉士さんの関わりがとても重要な病気だと思います。
また奥様のご苦労は計り知れないものがあります……。トキオさん、無事に社会復帰されることを祈ります。
作者からの返信
エディ・K・Cさま、コメントありがとうございます。やはりいろいろとお詳しいご様子ですね!
本当におっしゃる通りで、上がっているときはご本人さん何にも困っていないので受診をしません。中には上がっている時にどこかで揉め事等を起こした時などは別ですが、うつ転して具合が悪くなってからの受診が圧倒的に多いです。生活歴の聴取の際は、そういった波があったかの確認は必須で、まず躁うつ病かうつ病かの鑑定が必要となります。
躁うつ病で一番大変なのは家族です。根気良い関わりとサポート、あとは病識を如何に持って頂くかで回復の速度は大きく変わってくるかと思います。
トキオのその後は、ぜひアフターストーリーでお楽しみくださいませ。
――お疲れさま。雪凪さん。
この物語が読めて良かった。
小さな妖精さんの声かも知れません。
いえいえ、良かったです。出来ることから1歩ずつ。
夫婦で支え合って、どうか、どうか、(禁句ですが)頑張って欲しい。
一章に引き続き、良かったです。また伺いますね。。。
作者からの返信
雪凪「結愛さん、あ、ありがとうございます」(照)
あそこまで病識のない躁患者が気付きを得るケースというのが、どれほどあるのかは分かりませんが、かなりうまくいったケースではないでしょうか。
本当はもっともっと大変。
家族の苦労も想像以上。
気付きを得るきっかけづくり。
そのきっかけが大きな影響となることを願って。
ありがとうございます!(*´ω`*)ノ
こんにちは!
私が知る限りですが、躁状態のまま仕事を続け、ある日事故を起こして仕事を辞めた方がいます。事故を起こす寸前は、かなり異常な状態で周りも気遣いしてましてが、それが異常だとわかっても具体的な対策は取れないジレンマを感じました。
なかなか病院に行ったら? とは周りも家族も言えないものです。本人には自覚がないようでしたので、話を切り出すのも難しかったです。
事故後は、仕事もままならず、燃え尽き症候群のようになってました。そこでようやく病院に行ったようですが、もう少し早ければと後悔してました。
しかし、このもう少し早ければというのがくせものですね。精神的な問題はデリケートかつ自覚症状がないため、異常にきついてもなかなか対処できない問題だと思います。
そう考えると、家族の苦悩、辛さがダイレクトに伝わってきました。頼るべき者がいないなかで、ワーカーさんの存在がいかに大切で大きいか、とても考えさせられました。
作者からの返信
小森さん、こんばんわ(*´ω`*)ノ
なんと。躁の方がお知り合いにおりましたか。
もう仰る通りで、上がっているときはスーパー元気なので本人は具合が悪いなんて思いません。逆に病院なんてワードを出すと怒って暴れちゃう人も。
燃え尽き症候群ですか……お辛かったでしょうね。メンタルはどうしても皆様我慢しがちです。熱が出ると皆様病院に行かれますが、メンタル的なことはあまりの目もありますし、本人さんは頑張ってしまうことがあるんですよね。
全ての疾患に言えることですが、早期発見早期治療。やはり早い段階から対策すると、重症化せずに済みます。現場で働いていて、とても強く感じているところです。皆様の温かいお声掛けだけで、状況が大きく変わることもあります。
トキオの話はとてもリアルに描いてみました。実際私が家族から生活の様子を聴取すると、トキオのような生活が伺えます。
よく医者と患者さんの間に板挟みになることもあるのですが、我々が優先すべきなのはご本人様のご意向なのです(•'-'•)