ライオン！今日はかくれんぼで勝負だ！

第1話

　やあやあ！私がヘラジカだ！

　今日はさばんなちほーまで出歩いて強力な助っ人をスカウトしてきたんだ！

　早速ライオンに勝負を挑もうと思うぞ！

　ヘラジカ「たのもー！」ドスドス

　ライオン「お〜ヘラジカじゃーんよくきたねー」

　ヘラジカ「ライオン、今日はなかくれんぼで勝負しないか？」

　ライオン「えーいいけどただでさえカメレオンがいるのにうち不利じゃない？大丈夫かなー？ま、面白そうだしいっかー」

　ヘラジカ「そうと決まれば早速…」

　ライオン「ちょっとタンマ！ウチ私含めて四人しかいないから助っ人呼んでいいかなー？」

　ヘラジカ「いいぞ！フェアな戦いであるほど燃えてくるからな！」

　ライオン「ってなワケで頼むよーフレンズ助けだと思ってさー」

　サーバル「それで私が呼ばれたんだねー。うん！任せて！」

　ヘラジカ「頼んだぞ助っ人！」

　シマウマ「頑張りますねーよろしくー」

　ヘラジカ「先に我々が隠れるからな！あの太陽がてっぺんまで登ったら探しに来てくれないか？夕方になるまでに見つけられなかったら我々の勝ちだ！」

　ライオン「あー行っちゃったやまあ頑張るしかないかー。てなワケでオーロックス、向こうは頼んだぞ(ドスの効いた声)」

　オーロックス「オウ！オレに任せてください！」

　ライオン「後はオリックスはここで、ツキノワグマはあっち、サーバルはここら辺を探してねー、私はここかな」

　サーバル「えーあんまり動いてないよ？」

　ライオン「ほらー灯台下暗しっていうじゃーん？っと太陽が登ったねー。探しにしゅっぱーつ」

　ツキノワグマ「むむ…視線を感じる…どこだ？」

　ハシビロコウ「じーーーー」

　ツキノワグマ「あーーっ！」

　ハシビロコウ「！？見つかった？」

　ツキノワグマ「これってジャパリコインじゃない？後でライオンに報告しとこっ…ってハシビロコウみっけ！」

　シロサイ「ココに居れば安心ですわね。ちょっと一休みしないと疲れましたわ。ふう…(ガチャリ)しまった！」

　アラビアオリックス「シロサイみーつけた！」

　シロサイ「無念ですわ…」

　ライオン「いるんだろ…？出てこいよ(ドスの効いた声)……なーんてね！」

　カメレオン「ふぇぇ…バレたでござる…」

　ライオン「おっ、ビンゴ♪」

　サーバル「えーっと、あそこにアルマジロちゃんがいるね！あっちにはヤマアラシちゃん！」

　アルマジロ「見つかったです…」

　ヤマアラシ「見つけられたですぅ…」

　オーロックス「さてこの辺りが怪しいのだが…ってええ！？」ガサッ

　ヘラジカ「やあやあオーロックス！一度サシで勝負したかったんだ！いつもはオリックスとの連携に翻弄されてるからな！」

　オーロックス「いいけどさー、勝負変わってないか？いいのか？」

　ヘラジカ「構わん！尋常に勝負！」

　二人の勝負は夕方近くまで続いた

　ヘラジカ「ハァ…ハァ…なかなかやるじゃないか、さすがはライオンの側近なだけはある！」

　オーロックス「ダテに筋肉鍛えてないからね…ふぅ…しかしこの勝負アンタの勝ちだよ…」

　ヘラジカ「おおそうだった！かくれんぼだったな！シマウマが見つかってないのか。やはり私の目に狂いはなかったな！」

　オーロックス「だがまだ完全に夕方になったワケじゃないよ。油断大敵って奴だね」

　シマウマ「(そろそろ時間ですかねー？いやまだジーッとしときましょうかね)」

　サーバル「あ！シマウマちゃんがいるよ！」

　シマウマ「！？見つけられた？自信あったのに…ってサーバルじゃないですかズルいですあんまりです」

　サーバル「助っ人だからいいのいいのー。ほら時間来たしライオンのところ行こっか」

　ライオン「みんなどうだった？見つけられた？」

　ヘラジカ「うむ！今回も私の負けだ！しかし素晴らしい戦いができた！感謝するぞオーロックス。いつかはオリックスとのコンビネーションも打開して見せる！」

　オーロックス「オレで良かったらいつでも相手になってやるぜ！」

　ライオン「おやおや〜？いつの間に仲良くなったのかなー？」

　ヘラジカ「サーバル、シマウマ、今日はありがとう。おかげでいい経験になった」

　ライオン「また力かしてねー」

　サーバル「うん！私なんかで良かったらいつでも遊びにくるねー」

　シマウマ「サーバルの狩ごっこより楽しいのでちょくちょく私も遊びに来たいと思います」

　サーバル「シマウマちゃんひどいよー！」

　へいげんちほーにみんなの高らかな笑い声がこだました(終)