戦争の始まり……?
「遂に始まるのか……。」
「おとーさん……、私たち大丈夫なのかなあ」
「きっと…大丈夫だろう」
「うん……」
いつもの間延びした声ではなく不安な気持ちが表に出たのか真剣に話しかけてきた。
今回の戦争は完全に俺の仕業なので
どんな顔をして話せば良いのやらよくわからないのだが……
ああ、それと今回の戦争だが日本対アメリカを中心とした世界各国の国々となっている。
俺が虐殺を繰り返したこともあるが、
政治家の上層部を洗脳して相手国の敵対心を煽ったからなのだが。
まあ、おそらく決め手となったのは
相手国の首相のカツラを吹き飛ばした後中指を立て『ファッ○ク!!』といったからなのだろうが
……見てて少し同情した。
それはともかく世界大戦レベルの戦争が勃発することになるだろうからうちの孤児院も何かしらの影響があるだろう。
人外の巣窟と化した孤児院なので大した影響というわけでもないだろうが
人外の子達って結構図太いんだよな…
話は打って変わるが最近魔法の面白さに魅了されてきた。
呪文詠唱などという、ザ・中二病感満載の機能があることについ最近知ることになった。
恥ずかしくてなかなか実行できなかったんだが暇潰しにやって見たらできた……。
……これ結構黒歴史じゃね?とか思わないでいただきたいぜ
そしてこの機能が中々に面白い。
例えば、
その魔法に関することを適当に言うと威力が無視できないほどに上昇する場合がある。
例えば、
書物などを読みあさっていたら妖怪は言霊っぽいものも使えそうだったからというのもあるのだが
そしてこの機能には大変悩まされた。
どんな呪文を唱えれば良いのか、
どんな呪文だったら公の場で唱えても恥ずかしくないのかなどを……
そして完成した呪文が
「
うん、おかしいね。
明らかに……
俺の人生でここまで1つの言葉にルビを振ったことはないよ……(メタい)
でも、ふざけてるようにしか思えないこの呪文が本当に優秀で困る。
威力は上がるのに何故か消費MPが少なくなるというRPGでいったら装備できるアクセサリーの中で言ったら最終局面の装備だとおもうんだが。
……分かりづらい例えだったな。
こんなに長い呪文を詠唱するのは戦闘中だと骨が折れる作業ではないかと思うだろうが、身体能力の上昇に伴って早口言葉が得意になったから問題なしだ。
……魔法の話に夢中になりすぎて戦争のことが完全に頭から外れていたな。
もう少し、戦争が何故開始されたのか話してみるか。
時はすこし遡り
米国・どこかの州で世界会議的な
注、この会話は翻訳されています。
「日本だけが被害を被ることがないとは、いったいどんな防衛をしているのか是非ご教授して欲しいのだが
(英語?)」
「特にこれといった対策などは……。
偶然という可能性も(日本語)」
「そんな訳があるか!
世界の総人口が目に見えて減ってしまったのだぞ!その中で日本だけが一切の被害がないとはありえんだろう!
(中国語?)」
「全くだ。1番被害が大きかったのがうちの国だというのに。日本なら恨みは強いのでは?(朝鮮語)」
「テポドン撃ったんだからどこの国からも警戒されるとおもうんだが…
(ロシア語?)」
「話を脱線させるな。
犯人が一体全体どんな組織なのか一切の証拠がないのだから日本だけを責めるのは早計では?(英語?)」
「そもそも世界の総人口を目に見えて減らすことができる相手を捕らえられる訳がないのではないか?
日本は先進国でありながら被害を受けていないのは犯人が日本に注目を浴びせさせる目的があったやもしれないだろう?(???語)」
「確かにそうかもしれんが、そうなるとここで話し合う意味がないとおもうんだが」
「対策を考えなければいけないだろう。対抗できずとも交渉くらいなら……」
まあ、犯人がここにいるんだが……
隠密スキルを使い潜入したが概ね予想通りの結果だな。
しかしこのままだと日本が怪しまれることはあっても攻め入られるということにはならないだろう。
なら……
ガタッ
「ん、どうしたのだ?」
パンッ!
「……か、かはっ…。どういう…こと……だ…」
「うっせえぇーー!
F○ckyou!!」
「やはり日本が…!」
「捕らえろ!!」
……不自然すぎたかもしれないが
これが世界大戦の幕開けとなる事件であった
朝起きたらステータス画面が現れた件 さすらいの暇人 @Freebom
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