📩【From 丸井 倫太郎】
おはようございます。丸井です。
昨日はお疲れさまでした。
かなりお酒を飲まれていましたが、体調は大丈夫でしょうか。
さっそくですが、梅宮さんからいただいた「宿題」について、
自分なりに考えてみました。
①労働組合の存在意義について
梅宮さんも知っての通り、労働組合っていうのは、労組法で
このように決められています。
「労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを
主たる目的として組織する団体」
つまり、賃上げの交渉をする「春闘」や、業績に応じた「賞与」
(組合では「一時金」って呼ぶんですけど)の要求が、組合の
主な目的です。
でも、昨日梅宮さんも言っていましたけれど、昔と比べれば
労働環境や賃金の水準はかなり安定してきています。
(もちろん非正規雇用や超過残業の問題は残っていますが。)
そういった意味では組合の出る幕が少なくなったのは間違いない
と思います。
ですが、多くの日本企業はグローバル化とかIT化とか、新しい
環境変化に対応しなくてはいけなくて、とても不安定な状況です。
うちの会社も想定外の予算修正がありましたしね。
それに、外資系企業も参入したりしてきて、どんどん他業者との
競争も激しくなっています。
昔みたいに“普通に働く”だけじゃ利益を出すことはできない時代
なんだと思います。
このあたりのことは、営業として俺も肌で感じていました。
そんな状況下で、経営陣の方々は利益を出すために、いろんな
ことを考えて、様々な施策を出してきます。
新しいサービスを立ち上げて新規開拓を目指したり、効率的な
仕組みを作って経費を削減したり。
でも、それがいつも上手くいくとは限りません。現場のトップの
判断が大きく間違うことだって、たくさんあります。
このあたりのことも、営業として俺も肌で感じていました(笑)
昨日、梅宮さんは悔しそうに言っていましたよね。
「人事部は現場に口を出せないのなら、どうすればいいのか」って。
だから、現場そのものである労働組合と一緒に協議をするんです。
組合は、人事制度の専門家じゃありませんし、経営戦略のプロでも
ありません。
でも、現場のことは、誰よりも知っています。
現場の声を直接、会社のトップまで届けられます。
それが、俺が考える労働組合の存在意義です。
これまで漠然と考えていたことを、改めて言葉にするいいきっかけ
になりました。
どうもありがとうございました。
P.S.
そういえば、もう一つ「宿題」をいただいていましたね。
②俺がなんのために組合で働いているか
俺が思う組合の存在意義は上で書きましたけど、そうは言っても
委員長も執行委員も、自分の仕事をしています。
でも、俺だけは、組合の仕事だけをしています。
組合の仕事だけをすることが許される立場です。
だから、俺の仕事は、組合が円滑に動けるよう、サポートをする
ことです。いや、組合だけじゃないですね。現場で働くみんなが
心置きなく働けるよう、支えることです。
「現場」っていうのは、同じ会社で働くみんなのことですから、
もちろんそこには梅宮さんだって含まれます。
梅宮さんみたいに、頑張ってる人が、頑張れるよう、頑張ること。
それが、俺が組合で働いている理由です。
丸井倫太郎
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