📩【From 一ノ瀬 和馬】
【To 丸井 倫太郎】
一ノ瀬いいんちょーの組合講座①
丸井くんへ
昨日はどうもありがとね!
あの定食屋、すげー美味かった!
今度は回鍋肉定食頼んでみるわ。
昨日はあんまり労働組合そのもののことを説明してなかったから、
メールで補足すんね。
労働組合の成り立ちとかその辺は割愛して、大事なとこだけ。
俺らの労働組合ってのは、いわゆる「企業内組合」ってやつ。
会社の従業員で構成されてる組合ね。
これが普通かと思いがちだけど、実は「企業内組合」を
持ってる企業って、全体の20%くらいなんだってよ。
(まあ小さな会社だと作るの難しいだろうしね。)
それとは別に「合同労組」っていう、いろんな会社の人が
所属する組合もあって、こっちは個人でも入ることができる。
ただ、いろんな「合同労組」があって、中には政治色が強い
とこもあるから、合う合わないはあるだろうね。
興味があるならネットで見てみ。
それはともかく、これだけは覚えといてほしいんだけど、
労働組合ってのは、会社に対して対等に「話し合う」ことが
できる機関なんだよ。
一昔前は会社と対立構造のとこが多かったみたいだけど、
最近の「企業内組合」の多くは会社と協調路線で進んでる。
だってさ、いくら給料上げてもらっても、会社が潰れたら
おしまいだもんね。
でも、会社の言うことばっかり聞いてたら、存在意義が無い
わけで、ちゃんと現場の建設的な意見を経営に届けるって
いうのが組合の使命だと俺は思う。
っつーようなことが、俺が貸した本に書いてあるから、
暇なときに読んでちょ。
んじゃ、また。
一ノ瀬 和馬
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