禁厭
色彩電灯
革靴だったのだ
身をやつしてまで
現実すら模倣だったのだ
焦がれてまで
限界だったのだ
沈んでまで
鏡、だったのだ
眠ってまで
如何にもこうにも
寂れた街を歩くのが
雨の中歩くのが
振り返る
なぜ
歩く
どうして
走る
何ゆえ
仰げば
崩落したビルの間に
青空が
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