「賢くない動物には見えない漫画、なのです?」のレビューです。
このお話は、漫画が描けたとタイリクオオカミが図書館に作品を持ち込むことから始まります。
が、なんと、出された原稿は白紙。
楽しみにしていた博士と助手は憤りますが、タイリクオオカミが言ったのは概要の通り、「賢くないと見えない漫画」とのこと。
同席していたサーバルちゃんとカバンちゃんもそれを見ることになりますが……
しかし、博士と助手も、タイリクオオカミ先生の新作を楽しみにしていたんですね。
これはとても微笑ましくて、博士と助手が愛しく思えます。
アニメでもクールで知的なフレンズを装いつつも、その実態は食いしん坊で割とポンコツと言う彼女達の側面を、実に良く描けている作品だと思いました。
さて、虚勢を張る事になった二人でしたが、原稿を彼女以外も見ることになりました。
それは、彼女達よりも賢そうなカバンちゃん。
それから、頭の中が「楽しい」でいっぱいのコツメカワウソちゃんです。
この二人がどういう反応を取ったのか、そして博士と助手がそれに対してどういう反応をしたのかは、このレビューで全てを語るにはもったいないので、是非読んでみてください。
ラストまで一貫して賢いと言い張る二人のかわいいフレンズ。
タイリクオオカミさんのイタズラ心から始まる博士と助手メインの楽しいSSです。
皆様、是非、この機会をお見逃しなく。