クリーニング店が舞台の小説ないかしら? と探して見つけたこの作品。
クリーニング屋でバイトしていた経験のある身としても、これはリアル。
タグつけやら季節の預かりもの、シミ落としのお問い合わせなどなど、お店による違いもあるなぁと思いながら楽しく読ませていただきました。
そんなちょっと普段は見られないクリーニング屋さんのお仕事を見守りながら、訪れるお客さんの一人が摩訶不思議の美女なわけで、彼女の正体と共に物語は小さな謎が絡みながら展開します。
いきなりの飯テロあり、クリーニングの豆知識あり。
お仕事小説としても読めるし、モダモダ恋愛未満? 頼むから恋愛に行きつこうよ君たち! と思わせるじれじれ作品でもありますよ。
これから梅雨の季節にちょうどシンクロしているので、ぜひ一度手に取っていただければと思います。