【葦原】

第45話 【登場人物紹介4】

 


【主要登場人物紹介】



 <ワカツ>

 大陸極東の国家、葦原あしはらの弓兵。青い目を持つ黒髪の男性。

 葦原の精鋭、『傘門十弓さんもんじゅっきゅう』九番手の弓取りで、上下左右に曲がる『蛇の矢』と矢毒を操る。

 袴の代わりにズボンとブーツを着用している。直情的、反骨的な人物。


 恐竜ひしめく冒涜大陸へ引きずり込まれたが、オリューシア、ルーヴェの助けを借りて生還。

 唐の騒乱、ブアンプラーナの政変を経て葦原へ帰還した。



 <シャク=シャカ>

 大陸南部の国家、『とう』最強の剣士。赤い目を持つ金髪の男性。

 群雄割拠の唐を刀一つで自由に渡り歩いてきた英雄。単独で大型肉食恐竜を仕留めることができる。

 褐色の長身を紅い軍服に包んだ偉丈夫。磊落、闊達な人物。


 唐の戦いで『恐竜人類』の剣士に敗北。葦原の武士に技を学ぶためワカツに同行している。

 ブアンプラーナの戦いで自分より弱い人間との連携を学び、更なる強さを身につけた。



 <ルーヴェ>

 大陸中央に広がる未踏の大地、『冒涜大陸』で生きていた戦士。茶色の目と鳶色の髪を持つ背の高い少女。

 五感のすべてが統合された特異体質の持ち主で、父に授けられた知恵と武勇を頼りに恐竜の世界を生き延びていた。

 唐では赤いスリットドレスを纏い、大剣を携えていた。粗野で未熟な人物。


 父親を探すためワカツに同行していたが、ブアンプラーナで『十弓』ミョウガヤ五位の率いる弓兵と遭遇。

 自分の強さに不安を抱いたところでワカツ付きの忍者に腕を見込まれ、修行に入ることとなった。



 <セルディナ>

 大陸東部の国家、『ブアンプラーナ』の拳闘士。紫の目を持つ禿頭の男性。

 本名はセーレルディプトラ。ブアンプラーナの第七王子だが、権力闘争からは距離を置いていた。

 長身に紫の一枚布を引っかけている。狡猾で、胡乱な人物。


 罪人や賞金稼ぎ、偶然居合わせたワカツといった猛者たちを強引に協力させ、恐竜の縄張りに取り残された妹の救出へ向かった。

 立ち塞がる恐竜人類を討ち、王族の追っ手を振り切ることには成功したものの、葦原の忍者によって妹を攫われてしまう。



 <ナナミィ>

 大陸西部の国家、『ザムジャハル』の槍兵。灰白色の目と淡い茶色の髪を持つ女性。

 国での呼び名は国民番号7731。腕の立つ戦士ではあるものの、自国の風潮から女性であることを隠していた。

 鈴蘭に似たドレスと白百合を思わせる細身の上着を纏う。感情的で、素直な人物。


 何らかの使命を帯びてブアンプラーナへ入国していたが、セルディナによって拘禁されていた。

 成り行きでワカツ達と行動を共にし、そのまま葦原へ足を踏み入れてしまった。





 <       >

 大陸北部の国家、『エーデルホルン』の精鋭オリューシアの名を騙っていた剣士。黒い目と山吹色の髪を持つ女性。

 共に冒涜大陸へ迷いんだワカツを時に諌め、時に励まし、生還への道を切り開いた人物。

 唐、ブアンプラーナにおいては考え方の違いからワカツと対立するも、最終的には共に苦難を乗り越えることとなった。

 当初は軍服だったが、唐で衣服を盗まれてからは様々な衣装を着用していた。思慮深く、冷静な人物。


 葦原への撤退戦後、身体の一部が恐竜の鱗に覆われていることが明らかとなり、傘門十弓の手で捕縛された。


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