2013年9月某日 島雄平

●もう話すことはないですよ。ほんま。僕ね、彼女できたんですよ。なんやろ、今は彼女の事しか考えられないです。


○井上友里恵の事は…もう忘れたいと?


●忘れたい…それはちょっと違いますね。なんやろ…忘れてしまったと言うか…もう…だいぶ時間も経っているし…


○なぜ…忘れれるのですか…


●そんなん言われても…


○あなた達は忘れる権利なんてないでしょう…


●そんなん言われても…時間が経てば…普通忘れるじゃないですか…


○井上さんの事は好きですか?


●……好き…でしたよ。


○でした?過去にするのですか?


●ちょっと待って下さい。むしろ藤田さんが不思議ですよ。なんでそこまで友里恵を…あんなのどこにでもいる子じゃないですか。本当にどこにでもいる…


○その子をここじゃない場所に連れて行ったのはあなた方でしょう?


●話が通じないですね…僕は彼女と新しい道を歩きます。藤田さん。ちゃんと前見て歩くべきですよ。


○待ってください。まだ話は終わってないです。


●もういいって言ってるやろが!なんやねんお前は!いい加減に、おい、ちょっと。ちょっと。藤田さん。おい!


○なんで忘れられるんだ…


●ちょっと!店員さん、救急車呼んで!ちょっと!いや、知らんって!ちょっと!


○どうしてだ?あなたも…井上友香も、佐藤愛美も。どうし


~メモ~

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