奇想天外、摩訶不思議な『四次元パズル』

 天才であるがゆえに閉じ込められた科学者たち。
 自由を求めて、彼らは脱獄する。

 ――いや、待て。
 これは、「逃げるため」ではなく、「目指すため」の物語だ。
 初めから定められていた運命(?)だということを、「つまようじ」(!)が告げているではないか!

 醜くて、美しい『人間』という生き物。
 謎と、浪漫。
 科学。
 そして、時間。
 これらが複雑に絡み合った、四次元パズル。
 荒唐無稽、波乱万丈な物語。
 ページをめくる手が止まらなくなる、この壮大な冒険譚を、是非お薦めします。

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