馬鹿とは、一体何なのか？

ばかバカしい事ながら、馬鹿とは何か？ 莫迦だと思われても考えてみる

　馬鹿と言う言葉は、他人（ひと）も私も良く良く耳にし、つい口に、記（しる）す事もあり、目にするだろう言葉。

　誰しもが一度ならずも、二度三度ではなく数知れずに言ったり、言われたり、記したり、思った事もあるはずかと。

　一度もないと言いきれる事は・・・難しいでしょう。何時か何処かでつい思ったり見たり聞いたり感じたり。

　ただ単に意味を知るのであれば、調べれば良い。

　事細かに記してある事がおおよそ合っているのだから。

　そこで終わる。と言う事であるなら、それはただ、バカの一つ覚えの一つにしか過ぎないかもしれない。

　そのままズバリで終わってしまえば、世の中はもっともっと平穏で平和になるかなと。

　物事は、世間は、他人も私も、そう単純には出来ていない。

　複雑怪奇であり、思う様には儘（まま）ならないのが常に当たり前。

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　では、私が考える馬鹿とは何か？

　それは何も考えない事。無為である事。無私である事かなと。

　ただ言われるがまま、為すがまま、自分が何をどうするかを考える事が無い、その先を考えない事かなと。

　目の前に在るソレだけ。

　ソレはその時々で様々なモノに変わる。その時に欲しいと思うモノに。

　その先が見えていても、その事をどうするのか、どうなるのか、どう変えられるのかを少しでも考えられれば、全ては違ってくる。かも？

　有り得（う）る結果を変える為に、何かを考える事が出来るかどうか。

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　ただ、誰しもがそう思っていて、その事について考えている様でいて。実は、考えた事にしたり、考えた振りで終わってしまう事の方が多い様だ。

　でなかったなら、連日大騒ぎになる事も、実は何も無いと思われる。

　私自身は、バカという事は、何も考える事無く過ごす事。

　そう言う私も実は、何も考える事無く過ごしている事の方が多い。

　無駄や無為と思える事を、取り留めもなく考え、実行する事があるので、どう言い繕（つくろ）っても馬鹿と言えるでしょう。

　では、バカで無い事の証明、他人から馬鹿だと思われない事は出来るのか？

　答えは、私には到底無理。無理難題なので、全知全能と思われる存在に、そのまま丸投げする所存です。もしくは、遠いか近いかは分かりませんが、解決できる・・・かもしれない未来に託します。

　どちらにしろ、どんな答えではあっても、何処かしら矛盾や無理は生じてしまう訳で、延々と考え続けても答えは有って無い様なモノかなと。

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　ただ、単純に解決する方法なら、私でも思い付く事として、一人になってしまう事。

　ただそれだけで他人から馬鹿と言われようとも、思われようとも、そう書き記されたとしても、自分自身が知り様が無い状況に身を置く事かなと。

　それはそれで無理は有りますが、数多（あまた）ある内の、一つの解決方法となります。

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先に馬鹿と言う方が馬鹿。

　良く使われる言葉であり、子供がそう言い合っているところは、一度ならずとも耳にするし、口にした事もあるかと。

　これは、ただ相手を馬鹿だと決め付けて言った方が、その先がどう変化しても認めない事から、馬鹿だと思われるのでは？

　良し悪しの可能性を打ち切って、決め付ける時点で馬鹿と思われても仕方が無い・・・かな？

　先々（さきざき）の事は、その時その場に居合わせない限りは、誰にも判らない。

　一寸先には追い抜かれるかもしれないし、その先が無い事もまた考え得る。

　要は、誰にも先は判らないのだから、決め付けてしまうのは早計としか思えない。

　それでも、明らかに馬鹿だと思われる事は・・・存在するし、実行される。

　それを止める事が出来ないから。

　止められるのなら、馬鹿とは言われないだろうし、思われる事もない、記される事も、それを耳にし目にする事も、ね。

　その代り、別の事でそうならないとも断定できない。

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バカは死ななきゃ直らない。

　死んだら何もする事が無いのだから、どうする事も出来なくなるだけ。

　それ以上も、それから先も無いのだから、直ったとも言えないかなと。

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馬鹿の考え休むに似たり

　馬鹿者が幾ら考えても妙案は浮かばない。

　果たして、それは本当か？

　周りがせっかち過ぎるから、その意味を汲み取ろうと考えるのかにもよるのでは？

何事も焦りは禁物

　焦れば焦るほどに妙案が浮かべば良いが、大概は碌（ろく）な結末にならない事の方が多いかなと。

　妙案というのは、周りを観察出来てこそ、初めて気が付くモノなのでは？

　猶予は無くすのか、それとも失くすのか、どちらを得策として見るのかは、それぞれ。

　馬鹿者の意見をも返り見る猶予・余裕を持ってこそ、妙案は生まれ、生かされるのでは？

　それは違う視点を持つ者からの意見と見る事が出来るか否か。

急（せい）ては事を仕損じる。

　急ぎ過ぎて周りを顧みない馬鹿者か、馬鹿者と云われても確実に周りを見渡す事を怠（おこた）らないかは、その時々によるので、如何（いかん）ともし難（がた）い。

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　私自身、馬鹿だとは思うが、馬鹿げていると思う事は明らかに有る。

　それは、他人の所為にする事。

　自分は悪くないと、他人にその事を伝え、事ある毎に触れ回る事。

　失敗は誰しもし得（う）るものであり、かく云う私自身も、大失敗や赤っ恥は数知れず。

　他人の所為にしてしまった事も、自分の所為にされてしまった事も、無かった事にした事もまた・・・数知れず。

　失敗や恥は一時の事。瑕疵（かし）の無い存在は、想像上の存在にお任せして丸投げしたい。

　大失敗や赤っ恥は・・・したくはありませんが、何処（どこ）かしらで其処（そこ）かしこでしてしまうものです。

　では、どうすればいいのか？

　その先で、先々で上書き出来る様に、足掻（あが）くしかないかなと。足掻いてみない事には誰にも判らないし、諦めたらそこでお終い、かもしれない。

　その先は、先々は無い、としてしまえば、それはハッキリと馬鹿だと私は思わざるを得ない。

　判らないのに、決め付ける事こそが、私には一番馬鹿な事と思われるので。

　ただ、諦めてしまう事が必ずしも馬鹿な事とも限らない。

　覆（くつがえ）る可能性は、無いかもしれないが、無いとすればそれは覆る可能性が訪れたとしても、覆せない事と同等かなと。

　世の中、幾つもの覆される事が度々（たびたび）に起こり得るので。誰にも判らない事の方が多いので、何とも決める事は、神ならぬ私には出来ないかなと。

　ただ私に言える事は、是非を決める決定権はご自身で。

　悔いがあろうとなかろうと、自身で決めるべきかなと。

　自分で決めた事に関しては、自分で責任を。

　他人の所為にするのであれば、それはそれで、その他人の所為に決めた事に関しての責任は自身が背負うべきもの。

　関係が無かろうと、最後まで背負ってこそ、大馬鹿となるかなと。

　ただのバカなら、逃げるでしょう。逃げ切れるかどうかは別として、ね。

　ただの馬鹿で終わらないのなら、関係があろうとなかろうと走り切ってしまえる大馬鹿が望ましい。と私は思うのですが、物事の良し悪しは私だけが決めるのではないので、何とも言えません。

　良しとする人もいれば、悪しとする人も、また存在するので。

　それでもどちらかに自己判断で決め付けてしまえば、それは馬鹿な事となるかなと。

　どちらにしろ、考えた上での最善を尽くす事が求められる。

　私は、走り切る大馬鹿に成りたいとは思うのですが、何分にも現実に走る事が出来ない自分が恨めしかったり。

　どう在るべきか、それを決めるのは自分自身で有り、他人に決めて貰うものでも無いかなと。

　私自身は、バカなりにこの様に考えてみた。

　他人を馬鹿にするのは簡単な事。

　その簡単な事しかしないのであれば、その事を馬鹿と決めた自分は果たして・・・

　他人を馬鹿にする前に、その他人を見極める事を怠（おこた）る自分はどうなのか、先ず振り返ってみるべきかなと。

　とはいえ、私自身も見極める事を怠ったりするので、何とも云い返せません。

　賢いとは、私自身、到底思っていませんので。

　賢かったら、こんな事を書いたり、ましてや公表したりは、先ずしないでしょうから。

　先ず、黙って何もしないでいれば、誰も何も言いませんし、どう思われる事も無いでしょう。

　私は走る事が出来ないなりに、歩き出す。

　走り切れないでも、歩き切れる様に。

　そして、その事を先ず馬鹿にされるだろうとしても・・・

　良くあろうとも、悪くなるとしても、自分で決めた事として。

　他人から馬鹿だと思われたとしても。

　自分自身、馬鹿な事だと思ったとしても。

　それが、他人からは自己満足にしか過ぎないとしても。

　何も考えずに、何も選ばない事を選んで終わるよりは、良くも悪くも変る先を、目指してみたい。

　その先を、見えるものを、聞こえるものを、感じるものを、変えてみたい。

　それが正しいのか、間違っているのかは、それぞれが感じた事が正しくもあり、間違っている事もあり、何とも判断し辛（づら）い。

　それが当たり前なので、断定する事は馬鹿者のする事かなと、私は考える。

　という事なので、そう考える私も馬鹿者の一人であるかな？

　賢者には成れない者の戯言（ざれごと）でしたが、馬鹿なりに丁寧（ていねい）＝念入りに述べてみた次第。