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何か、トラブルがあるのかな? と思いましたが、淡い光の中で溶けてしまいそうな日常でした。
ちょっと安心しました。
にしても、取材力がすごいです。
この作品は、女性でないと直接取材はできず、男性の場合は女性から話を聞くしかありません。それでも、聞くには気が引ける内容です。
それなら、もしかして、男性が女装しての潜入取材でしょうか?
そんな風に思ってしまうほど、綿密な取材と感心しました。
確かにデパートなどでは、トイレでなく、化粧室とあります。
有料ともなれば、白い翼をまとうほどに特別な存在なのかも知れません。
男性にとっては、不可侵領域、想像上の空間です。
そこにきて、この作品は量・質ともに、適切な舞台表現と思いました。
主人公はトイレの掃除のみで、鏡台の掃除は業務に入っていないように受け取りました。どうやら、別の方が清掃しているようです。
実のところ、鏡台が出てきて、業務としてどのように掃除するのか? と、その方法を拝めるのではないか? と、期待しました。
個人的に、鏡面の清掃(洗浄)には興味があるんです。
しかし、ここにはその表現がありませんでした。ちょっと残念でした。
作者からの返信
いつもありがとうございます♪
フィクションなので舞台装置は事実半分、想像半分くらいで作っています。
こういうパウダールームがあったら良いなあ、というものも詰め込みました笑
あっ。鏡掃除、抜けていました。。
たしかに鏡掃除必要ですね。
同じ業者さんがそのまましていたような気がします。。
ちなみに鏡やガラス掃除にはアンモニアを使うと良いみたいです。
何かの布石でしょうか。
そんな気のするお話でしたが、最近勘が鈍っているのでまた見当違いだろうな……(笑)
何だか情報屋ができそうですね。
いえ、家政婦探偵ならぬ清掃員探偵!
作者からの返信
今回のお話は次に続く布石……ではなく完結型でした。。すみません。。
なので、ここで布石を回収しておきます。
彼女たち3人がトイレを出て行った後、再び、個室の掃除に取り掛かった。
まずは、先ほど掃除が終わった個室から。
トイレットペーパーホルダーの蓋を上げ、裏蓋部分を見る。
すると、そこには先ほどまではなかったあるものがあった。
そう、会員制クラブのチケットである。しかも2枚。
私はそれを手に取った。
次の個室に入った。
今度はトイレットペーパーを見ると、そこにはボールペンで「イケメンくん」という文字と連絡先が書かれていた。
そして最後の個室には、真紅の口紅があったーー。
さあ、楽しもうではないか。
ひっゃっほーっ!
……ごめんなさい。異なる世界線のお話です笑
華やかな世界の裏側の日常。
パウダールームを使うキラキラした女性たちと、清掃員の主人公の対比が見事でした。
彼女たちは確かに若くて輝いて見えるけれど、なんとなく不安定で、
対する主人公の、淡々として乱れないペースに、力強さのようなものを感じました。積み上げてきたものが違う。酸いも甘いもあった上で、ここにいるんですね。
作者からの返信
歳の違いもありますが、良いものも悪いものも、積み重ねてきた経験が多いのでしょうね。
若い子たちをどこか冷静に見ている感じですよね。
ありがとうございますっ♪(*´꒳`*)