転生したら死神だったので、寝る

usotukinahito

プロローグ・後悔は……

side「主人公」

空中を空高く飛び上がりながら私は走馬灯をみる。

まぁ、ここで一つ私の話を聞いていただけないだろうか?

暇潰しに聞いていただけると幸いだ。

私のつまらない人生についてだが、どうせ「私」が「人間」と

して話す最後の言葉なのだから…。


遡ることうん十年って言ってもしょうがないので、はっきり言う。 14年前だ。乙女は自身の年齢を言わないそうだが済まない。

私は、はっきり言って毒舌とガサツさを二重、いや、三重程持ち合わせている。そして、このうえないほどねじまがった性格。

で、本題だが私の人生この難ある性格のため色々と失敗してばかりだ。 例であげると…そうだな。


1.学校の席替えが苦痛。→理由・ようやく慣れて隣と話そ

            うと思ったら席替え。

2.貸し出し物を「貸して欲しいと」言えない。


3.折角話しかけてもらっても会話が続かない。

→理由・何を話せば良いか分からない。


やめた…。これ以上あげてもキリがない。

まぁ、こんな奴でも好んで話しかけてくれる人が多くいたから、かろうじてボッチではなかった。

しかも、話しかけられる相手は決まってフレンドリー。

何故だろうか?


……。ここまでが私の人生の大筋。性格以外は、ごく普通に生活してきたと思う。小中まで通い高校受験も後一年程…となってからこれだ。両親は、生まれてすぐ他界。

親戚の方の援助のおかげで一人暮らし…。


現在進行形で空中を飛んでいる。いや、本当にトラックが歩道にぶっこんでくるってあるのか…。と目の前のトラックを見つめて思う。知人の交通事故って怖いよねぇ…。という言葉を思い出す。…。運転手が大怪我しなければ良いのだが…。

さて、これで私の人生も終わり。あ……お金…死後って掛かるよなぁ…。唯一の後悔ってこれか。


で、私の「人生」はこうして幕を降ろした。



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