ネオリベとは?

 前回はブッシュ大統領を始めとしたネオコン勢力について説明していきました。

 今回は新自由主義的ネオリベラルな思考が強いネオリベについて書いていきます。

 アメリカでは新自由主義が強くなった理由としてレーガンが行った政策の1つであるレーガノミクスが上げられます。

 大凡おおよそ、レーガンを支持した勢力の事をネオリベと言い、彼らは新自由主義を推進していきます。

 そして彼らは金融機関が最大の支持母体ロビイストである事にも注目して頂きたい。

 何故、彼らが新自由主義推進で金融機関が背後にいるのか?

 そして彼らが、起こす戦争はどうして大規模な戦争に発展するのか?

 今回はそれらの思想がどれだけ危険なのか説明していきましょう。


 一般的にリベラルと言われるのはリベラリズムと呼ばれ、直訳すると自由主義となります。

 つまり、この思想を持つ左翼は自由主義左翼と言える思想といえます。

 つまり、ソ連型左翼は社会主義左翼であり、社会主義には社会保守主義しゃかいほしゅしゅぎを始めとした社会主義右翼がいる事も事実です。

 つまり、自由主義と社会主義はどちらも右翼的・左翼的の両方を兼ね備えている思想といえます。

 そしてこれにネオは悪い意味での思想といえるので新自由主義となり、ネオリベと呼ばれるのです。

 当然、彼らは金融で動き、戦争も彼らの金儲けによって起こされるのである意味、ネオコンよりタチが悪いと言われます。

 何故なら、アメリカで二度の世界大戦を引き起こしたのは金融界の影響が強い米民主党に原因がある事に目を向ける必要があるからです。

 民主党と共和党、ネオコンとネオリベは根本的に同じ形態を持ちますが、過去の二度の世界大戦のときの政権は米民主党である事に着目して欲しい。

 何故なら、軍需産業と金融機関は密接に繋がっており、格差を広げて金持ちが貧困層に対して世論誘導を向けていた事をしっかりと考えた方が良いからです。

 つまり、軍需産業も金がなければ動けない。

 事実、現実のアメリカはイラク戦争やオバマ政権で莫大な借金を抱えており、総額2京5000兆円以上の借金を抱え、世界一貧しい国になったからです。

 つまり、ネオコンと同じ穴でもより危険性が高いのが新自由主義者であるネオリベの方が強いと言えるのです。

 尚、日本や欧州で言えば、竹中平蔵やアンゲラ・メルケル、安倍晋三、エマニュエル・マクロン、中国なら江沢民がそれに該当する。

 その反動と追い込まれた白人、ポリコレに対する不信感からドナルド・トランプ大統領が生まれた事を…、ちゃんと知って欲しい。

 そして、トランプが『9・11』自作自演テロ事件やネオコン、ネオリベに対して警鐘を鳴らし、国内だけでやっていける体制を整えている事、実は北朝鮮問題でもロシアのプーチン大統領等と対話で上手くやろうとしている事をよく理解して欲しい。

 つまり、対話をやりながらも金融界に騙されず、新自由主義を否定する事でネオリベ思想を否定する事が出来るのです。

 そして新自由主義者程、ポリコレを使いたがる傾向があり、オバマ政権時に禁煙、同性愛、移民法改正などを行った事は、即ちポリコレがアメリカ中に蔓延した事を表し、その反動と白人が追い込まれた事で生まれたのがドナルド・トランプ大統領だと肝に銘じておきたい。

 つまり、ネオリベがポリコレを推進し、それが極右や戦争に導く事を考えてもらいたい。

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