国連軍=米軍、NATO、EU軍である。

 前回の話で、国連は英米仏の政策に忖度そんたくする為の組織であり、ロシアや中国など英米仏に逆らう国では例え戦勝国であっても容赦なく非難される政治について述べてきました。

 この国連は関連組織を含め、世界で最も腐敗した組織となっている為、様々な弊害が生じております。

 その1つが国連軍こくれんぐんの問題です。

 国連軍とは国連加盟国の軍隊が紛争地域に赴任して戦争を止める軍隊です。

 ですが、この国連軍は紛争地域の解決に役立った事がなく、寧ろ悪化させている事をご存知でしょうか?

 更に、国連軍がイラクやシリアなどの中東の戦争ばかりに加担した前科がある事を皆さまは知っているでしょうか?

 今回は国連軍が行った悪行や国連軍と米軍、NATO、EU軍との関連について述べていきましょう。


 まず、国連自体が英米仏の下請け組織であり、米軍もNATOや国連軍に参加しています。

 国連軍は前述したように英米仏の下儲け組織なのでNATOや米軍の影響を非常に受けやすい軍隊となっております。

 更に注目すべきなのは、国連軍とNATOは自前の軍隊を擁しておらず、参加国の軍隊に丸投げして自分達の懐に温めている事です。

 その結果、英米仏の影響が強くなり米軍やNATOとの紛争に参加せざるを得なくなる為、イラク戦争やシリア内戦などを英米仏の忖度に逆らう事が出来なくなってしまいます。

 それ故に国連軍=事実上の米軍・NATOと解釈されるようになるのです。

 又、NATOに関しても米軍の影響を受けており、欧州(EU)の優秀な軍隊は米軍に持っていかれる為、欧州の軍隊は英国以外のEU加盟国は軒並み悲惨な状況です。

 その為、国連軍は米軍の影響を受けやすく、国連自体もアメリカの忖度に非常に左右されやすいともいえます。

 結果的にイラク戦争でドイツやフランス、ロシアなどが反対しても国連はアメリカの意向を通して戦争を実行し、フセインは殺害したものの中東は独裁者がいない(イラン・トルコを除く)と成り立たない国なので結果的に国が崩壊するのです。

 その結果、ダーイシュ(ISIL)やアル・カーイダを増長し、欧米や国連は彼らを支援する事で中東の紛争を悪化させました。

 結局、イラク戦争では国連はアメリカに移行を逆らえず紛争解決にならないどころか中東では国連や欧米に対する不信感が増大しました。

 そして、『9・11』テロも国連はアメリカ政府が実行した自作自演テロにも関わらず、国連はアル・カーイダ(これもアメリカやサウジアラビアが支援しており、ヒラリーやブッシュは特にそう。)を支援している事についても非難できなかった。

 結局、国連軍やNATOでは欧米(特にアメリカ)の忖度で動く事がばれてしまったのです。

 では、EU軍についてはどうかというと、これも米軍の補完勢力しかならない軍隊でEU自体もアメリカがソ連から欧州を取られないように作られた組織です。

 つまり、EUを解体しない限り欧州の独立国家は到底あり得ない事であり、EU軍は更に欧州の軍隊をアメリカに奪い取るシステムとも言えそうです。

 つまり欧州が自国防衛したければEUを解体する以外にないと言えます。

 こういう経緯から国連軍やNATO、EU軍はアメリカを中心とする英米仏の忖度で動く軍隊といえるのです。

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