国際機関のお陰で欧米の自作自演が免れる。もし、ロシアやイランが同じ事をやったら…
これまで欧州の報道の自由や労働問題について多く指摘しました。
欧州の労働や報道の自由は実態とかけ離れている部分を見るとかなり危ない兆候である事は間違いありません。
では、どうして欧州は賛美されるのに対し、ロシアやイランなどの反米国家は散々、非難される構造になるでしょうか?
欧米が人権侵害を行っても国際機関や世論は何も非難せず、良い部分は過剰評価で誇張される。
一方、ロシアやイランの良い部分は過小評価され、これらの国が人権侵害を行うと欧米は国際機関を利用して、散々非難される始末となります。
どうして、欧米とロシア、イランでは評価の扱い方が違うのでしょうか?
それは、国際機関が欧米の為の組織であり、グローバルを肯定する為の組織に過ぎないからです。
その為、グローバルが最も進んだEUを美化する事でそれを良いように見せてしまう。
国際機関はEUを使って対象国の労働問題、人権問題などを引き合いに出しながら更に酷いEUの労働に準じた改革を進める手法を利用したのです。
つまり、国際機関はグローバルや欧米主義の為の機関であって本当の意味の国際機関では決してありません。
この点、アメリカ国務省の人権報告書に関してもアメリカの人権侵害については殆ど取り上げない一方、ロシアやイランなどの反米国家には異常なまでの報告書を出してアメリカを美化する手段と同じになります。
但しアメリカの場合、アメリカが出しているのでアメリカのバイアスがかかっていると誰でもわかり、アメリカの有権者はトランプを受からせた功績からパリ協定を離脱するなど非難はされるが、本当の国際的に正しい事をしてるからそこまで問題にしません。
ですが、国際機関からの批判は達が悪く、本当は欧米の批判なのに世界からと誇張されるような批判を出しているから問題になります。
また、どこの国からの情報なのかを意図的に隠し、いかにも世界からという言葉でその国を脅すブラック機関ともいわれています。
故に、政府が信用できないから国際機関を信用する事は極めて危険であり、国際機関が政府を操る方が正しい矜持を持った方が良いと思います。
では、国際機関が行った悪行についてこれから書いていきましょう。
・ロシアの『同性愛宣伝禁止法』は、実際には同性愛そのものが禁止されている訳ではないのに、あたかも禁止されている様に見せかける現象。しかも、国際社会が退廃文化の同性愛をゴリ押ししている。
・そして同性愛の問題だけで国際スポーツ大会を簡単にボイコットしてロシアを悪者にしようとする欧米を正義として見せかける国際機関。
・ウクライナや同性愛の問題で対露制裁を平気で行うのはEU位なものだが、それが世界の常識と誇張させる国際社会。
・サウジやイスラエル、韓国の金には屈するが、イランやロシア等の反米国家の金には絶対に屈しない潘基文やグテーレスを中心とする国連。
・アメリカでもオバマを美化してトランプを徹底的に罵るEUや国際社会。トランプの功績は過小評価され、オバマやヒラリーの批判を過大評価する。
・欧州の選挙で極めて悪質な不正選挙を行わせ、マクロンに当選させたEUや国際社会。ル・ペンはでっち上げ不正資金問題や極右レッテルで意図的に落選させる。
・多国籍企業主導のAIIBは大げさに取り上げ(イスラエルやサウジアラビアも創設メンバーとして加盟。決して中国主導ではない。)、中国やロシアなどが主導するBRICS開発銀行は過小評価。
・フィリピンのドゥテルテ大統領の麻薬犯殺害はフィリピンの事情があるにも関わらず国連やEUは勝手に人権侵害だと公表。実際には、麻薬犯は救いがないので人権侵害にならず、欧米が甘すぎるだけ。
これらは欧米がやりだした悪行であり、こういう事を無理矢理正義や民主主義として通しているだけで既に限界が出ている。
現に国際機関はEUやオバマなどの勢力が牛耳っているだけであり、国際社会や世界では、という言葉は決して世界の常識などでないと認識しないと誤解した価値観に導くものになりえます。
そして9・11テロもシャルリ・エブドも欧米の自作自演で実際にはイスラムに敵を向けさせるやらせテロであるにも関わらず、欧米で被害が出たから世界中が悲しんでいる様に見せかけるのはあまりにも歪んだ情勢であり、ある種の偏向報道になり得る。当然、トッド氏の言う通り欧州の指導者は自分たちが何をやっているのか自覚していない、或いはわざとやっている様にしか思えない状況になっていくのだと思います。
そして、ロシアやイランを国際的に悪者にする事で世界を欧米中心に変えたと言えます。
これが欧米が世界の中心に変えた弊害ともいえます。
但し、本当に世界の中心は、中東(イランやトルコ、サウジアラビアなどの地域)である事は肝に銘じておくべきだと思います。
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