ユダヤ陰謀論以外でも彼らは利用している。

 ユダヤ陰謀論は、プロテスタント右派の布教手段と軍需産業の戦略の為に作られた代物だが、ユダヤ陰謀論以外でも同様の手段が行われる。

 1つがバチカン陰謀論である。

 これはプロテスタント教会がカトリックから分かれた宗派であり、大元のカトリックを恨んでいる説がある。

 つまり、バチカンやローマ法王は敵であり、カトリックやバチカンを悪魔崇拝の大元と叫びながら自分達の悪行を向けさせなガス抜き手段である。

 アメリカではユダヤだけでなくバチカン陰謀論などを使い軍需産業の大元である『プロテスタント教会』、特に福音派の繋がりを隠蔽する為に使われた事は大いに予測できる。

 では、ユダヤやカトリックをプロテスタント教会はどうして恨むのか、そしてそこまでしてプロテスタント教会は自分たちの軍需産業との繋がりを無い様に仕立て上げるのか?

 1つはアメリカの世論の影響が非常に大きいと思われる。

『9・11同時多発テロ』の際にもユダヤ人が起こしたといった事に差し替え、イラク戦争でも同様にバチカンやユダヤが戦争の大元と宣伝した。

 何故ならアメリカは宗教大国であり、特にプロテスタント教会が非常に強い影響力を持っているからに他ならない。

 その為、世論をプロテスタント教会が悪だと認めるとアメリカ政府の崩壊に繋がるので敵対勢力であるカトリックやユダヤに陰謀論の利用しガス抜きするやり方をしていると思われる。

 ブッシュ、クリントンなどのネオコンもプロテスタントの影響が非常に強い事から十分、在り得る。


 次にWASP(白人アングロサクソンプロテスタント)がアメリカではユダヤ人の影響で発展し、自分たちが取り残されたように印象付けさせる世論操作を行っているからだ。

 そうする事であたかも自分たちが正しくてユダヤ人やカトリックが悪の大玉と操作できる。それにより戦争や自作自演テロを引き起こした事は容易に判断できる。

 だが、実際のアメリカ企業の上層部はWASPで文系男性の大部分が高収入者の多くを占めており、女性や非プロテスタント信者、有色人種、理系は低収入で苦しんでいる事が多い。


 警察の取り締まりでもそう。


 黒人やヒスパニックなら殺害、女性なら簡単に解雇。エンジニアなら警察に問われる一方、WASPの取り締まりは殆どなく、白人文系男性でも特に法学部や弁護士あがりは高収入で喜んでいる。

 故に訴訟社会が発達したのは言うまでもない。

 そして、戦争を引き起こすもう1つの要因は武器製造や技術よりも法律の影響が非常に多い点も忘れてはならない。

 法律は権力者にとって非常に変えられるものであり、アメリカ社会で影響を持つのは弁護士上りが多い為、弁護士が戦争を煽っているのは紛れもない証拠である。

 弁護士が戦争しやすい世論を形成させ、法律を使ってそれを合法化させる事で戦争を作れる世論が可能になる。

 だが責任は弁護士に来ないでエンジニアばかり来る。だからWASP男性は殆ど弁護士に進学するのは当然の事だ。

 対して収入にならないアメリカの技術職より高収入が期待でき、世論を操作できる弁護士や法律家の方が彼らにとっては憧れの存在になる。

 こうして、アメリカは法律社会になり、法学部が他の学部より頂点に立ったのであった。

 つまり、『9・11テロ』も法学部出身のWASPエリートが犯人をユダヤや技術者に押し付けて世論を操作し、プロテスタント信者であるブッシュが『イラク戦争』を起こす要因が出来たと考えられる。

 つまり、アメリカ社会は弁護士が社会を牛耳る社会である事、そして自作自演テロもそれをごまかす為に弁護士が使われた事が非常に大きいと言われている。

 又、欧州は技術者が大事にされる風土に対し、アメリカは弁護士が大事にされる事からカトリック=技術者とみなしている側面もあるからその辺を注意してみた方が良い。


 だが、彼らがバチカンやユダヤだけでなく天皇にも同様の陰謀論を掛けている。

 詳細は割愛するが、安部政権を延命させる為に作った世論の可能性は大いに在り得る。

 特に小沢一郎やロシア、中国などのBRICS諸国と天皇を非難する陰謀論で、これを使う事でアジアでは韓国優位や欧米賛美を繰り広げた可能性があり、更に天皇を否定する事で江戸時代のプロテスタント式資本主義を復活させる思惑があると思われる。

 安倍首相は長州藩だが、政策面では三河藩の影響が色濃い。

 そうでなければどうして在京局の歴史番組が江戸以降ばかか考えた方が良く、安土桃山や室町の歴史が殆どないのも注意に値する。

 また、江戸幕府は緊縮財政を積極的に推進し、それが帰農や明治維新を起した事を忘れてはならない。


 これらの事からバチカン、ユダヤ、天皇という名前が出たら、プロテスタントを布教する手段の可能性がある為、どの陰謀論も注意する必要があると考えた方が良い。

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