ユダヤ陰謀論は誰が発信しているのか。

前回は宗教的知識の必要性が差別と無知を減らす要因であると述べ、それがないと陰謀論に嵌る要因であることを説明しました。

今回は、ユダヤ陰謀論は誰が発信しているのか説明します。


ユダヤ陰謀論はご存知の通り、ユダヤ人やイスラエルに対する陰謀があると展開する陰謀論である。

更に詳しく述べると英米えいべい独仏どくぶつ等の欧米諸国の陰謀などもこの種の一種であり、自作自演テロをユダヤに仕向けさせる為に作られたガス抜き手口でもある。


事実、アメリカプロテスタント教会の一派である福音派はユダヤ人に責任を押し付けて自分たちの潔白を証明しようとした。

そして、彼らはユダヤ人などに責任を押し付け、福音派は自分達の責任逃れを行い、軍需産業を利用して世界に戦争を引き起こした。

この手口は、ユダヤ人だけではない、カトリックの司祭であるバチカンや日本国の小腸でもある天皇などの陰謀論についても同様の事が言える。


しかもそれらが共通しているのはプロテスタント陰謀論が全くない事だ。

つまり、プロテスタント信者が陰謀論を発する事でアメリカ覇権主義を拡大する事に成功した。

無論、英米仏などの成功には石油や金融業の影響が非常に大きい。

しかし、前にも述べたようにアメリカはプロテスタントを中心とする宗教大国であり、ユダヤ人よりもプロテスタント右派の教えの方が強い。

なら、『アメリカ国民が恵まれないのはユダヤ人のせいだ。』と叫び、彼らが主流宗教であるプロテスタントの犯罪行為に目を向けさせないようにする。

更にバチカンについても同様でカトリックに対する恨みからバチカン陰謀論を図り、カトリックの影響が強い国を悪者にし、プロテスタントに対する批判は一切させないように工作した。

天皇についても同様であり、『日本の政治の悪さは天皇だ』と大衆に仕向け、徳川幕府やプロテスタントの悪行からは目を向けさせない行為が散見される。

つまり、プロテスタントが深く関わっていた事例は肯定・或いは隠蔽し、それ以外の宗教は否定・陰謀論などを仕掛ける事でプロテスタント教会の犯罪行為を隠蔽していたのだ。


更に陰謀論の中にはロックフェラーやロスチャイルドという人物がユダヤ教であると言われている。

その内、ロックフェラーに関しては確実にプロテスタント信者でユダヤ人ではない。

なのだが、ユダヤ人にすり替える事で彼の行った悪行をユダヤ人全体に仕向ける陰謀論もあり、これもやはりプロテスタント右派が行った犯罪行為から逃れさせる為、情報操作したといえる。

ロックフェラーは大豪邸で悪行を多くおこなったが、彼よりも彼の背後に存在するプロテスタント教会が彼を利用して、戦争を引き起こしたことは非常に罪深い事であり、ロックフェラーに対する冒涜でもある。

つまり、プロテスタント右派は自分達の信者をユダヤ人にすり替える事で、ユダヤ人や特定の人物を犯人に仕立て上げる事が出来たのであった。


しかし、本当の犯人はユダヤ人でもロックフェラーでもない。

つまりプロテスタント教会の人間が犯人であるもの、真の犯人が見えない。

故に、彼らは顔が見えない犯罪者なのである。

顔が見えた時点で情報操作をしていると思えば良い。

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