速すぎるWTCの崩落。

 前述した内容の通りWTC1が崩落した時間は1時間40分、そして600℃~1500℃の温度ではこの時間で崩落する事はなかった。

 飛行機燃料の熱でさえここまで早く崩落する事はあり得ず、2時間以内の速さで崩落した事は非常に怪しいといわれても仕方がなかった。


 鉄の耐久が弱まるのは600℃~1500℃に値し、1500℃を超えると鉄が溶け始める。

 その構造を考えると2時間以内にケロシンが引火してもWTC1がそこまで速い速度で崩落する事はまずありえない。

 少なくても3時間以上はかかると見込んで良い。

 ましてや飛行機が突っ込んだ場所は78階。411mもあるWTC1の中心階の高さである205.5mより遥かに高い。

 そうなると、1時間40分で崩壊する事はあり得ず、更に崩落する速度時間についても更なる疑惑が存在した。

 南タワーに位置するWTC1は約10秒、北タワーであるWTC2は約8秒で崩落した事だ。

 崩落した速度の不自然さについては説明する為、ここでは重力加速度などの公式を用いて計算してみる事にする。

 まずh、重力加速度事はgとして表す。

 そしてgは

 g=9.8m/s2として計算される。

 落下した距離を「у」、落下した時間を「t」、t秒後の落下物の速度を「v」とすると次の公式が成り立つ。

 V=gt

 у=1/2gt2

 V2=2gу

 ここでg=9.8m/s2と表記される事からV=9.8×8となりこれで計算する。

 するとV=78.4m/s2と表記される。

 そして、次の公式であるу=1/2gt2という公式を使うと更に明らかになる。

 у=9.8×64/2で計算するとу=627.2/2になりそれを行うと313.6mになり、明らかに411mは8秒を超す。

 仮に10mだったとしよう。

 V=9.8×10=98m/sになり、それをу=9.8×100/2で980/2になり、答えは440mになり初めて411mを上回る事になる。

 因みにV=9.8×9=88.2mで更にу=9.8×81/2で783.8/2となりу=391.9になり、411mを下回る。

 だが、これはあくまでもボールをその高さから落下させた速度であってビルは頑丈に作られている為、崩落速度ほうらくはこれよりも必然的に長くなる。

 つまり、本来の崩落速度はこれよりもずっと長くなる為、ボールが落下したような速度で崩落する事はまずありえない。

 ましてや78階の高さに飛行機が突入しただけでこんなに早い時間で崩落が始まり、その崩落速度もボールが落下したような速度で落下したからこの様な事例はあり得ない。

 つまり、本来なら消防士がビルの中にいる人を崩落する前に助けられる時間で助けられた事例が燃料、ビル構造、落下速度の3点からみてもわかるので3千人もの犠牲者を出す必要性がないといわれても当然の結末だった。

 更に飛行機突入だけではありえない下層の白い煙が多数確認され、明らかに飛行機とは無関係の事例が他にも多く存在する。

 では、どうしてビルがこんなに早い時間と、素早い速度で崩落したのか。

 今度は白い煙を用いて探ってみよう。

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