飛行機の燃料でWTCを崩落できるの?
飛行機の燃料により高温になって崩落するのは仮定としては十分に在り得る。
しかし、飛行機に使われるジェット用燃料であるケロシンは灯油の一種である。
ケロシンは家庭用ストーブに使う灯油と同じ類の燃料であり、鉄を溶かすに程の高温にはならない。
つまり、ケロシンが引火しても鉄が熔解する1500℃を下回るので歪みや変形はあっても崩落する事等あり得ない。
事実、ケロシンは1000℃を超えても鉄が熔解する1500℃には満たないので変形やゆがみが発生する600度を超えても鉄が熔解するほどの威力は持たない。
そして600度を超えると鉄の強度が着実に弱体化していくのは確かだが、それを考慮しても崩落するには早すぎる。
WTCが崩落したのは飛行機が突入してから1時間40分後(100分後)。
つまり、飛行機が突入して1時間40分後に崩落するのは過去のビル崩落の事例を見ても早すぎる。
例えば、昭和63年(1988年)、アメリカロサンゼルスでのインターステート・ビル銀行火災は3時間半、平成16年(2004年)に起きたベネズエラのビル火災は17時間である。
更にアメリカは日本ほども防火対策をしていなくても600℃~1500℃の間で鉄骨の強度が弱まっても2時間以内に崩落する事は不可解に感じるのだ。
つまり、ケロシンで燃えようとしても1500℃を超えなければ短時間で崩落する事はあり得ない。
更に78階の高さも考慮するとこれだけではまずありえない。
では、他に何があるのか調べてみよう。
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