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私は佳奈にゴメンと頭を下げる。
「私が西谷を好きな訳ないじゃん。鈍感な櫻にはこれくらいしないと自覚しないいから荒療治」
とニッと笑った。
「へ?」
私は目を点にする。
「でも教室でのキスはいかがなものかと」
「教室ではしてない!」
「では、ねぇ」
佳奈がニヤリと笑う。
「櫻はこう見えて素直じゃないから、西谷よろしくね」
そう言って佳奈は教室を出て行く。
言葉にしないと伝わらいから、声にならない言葉で西谷君の手を握る。貴方を好きという事に気付いたから、私はもう躊躇わない。
だから私は背伸びをして、もっと西谷君に近付きたくて唇を────
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