ミ キ 依存する少女
たっくんが、もどってきた!
たっくんが、いなくならなかった!
でも、たっくんは、ずーっとねてる。
ミキがよんでも、ずーっとねてる。
むかしも、ミキのことをしらんぷりするゲームをしてたけど、それじゃないようなかんじがする。
たっくん、おきて。
たっくん、めをさまして。
たっくん、ミキとあそんで。
たっくん、イイコトして。
たっくん、いっしょにわらって。
たっくん、たっくんだいすき……。
「ミキ、たっくんたっくん
ぐーたぁにおこられた。
ぐーたぁ、ミキがかんがえてることわかるんだね。
すごいなー。
・
たっくんが、しゅじゅつした。
しゅじゅつしたら、たっくんがおきるんだって!
はやくおきて、ミキとあそぼう。
ミキ、たっくんといっぱいいっぱいあそびたい。
ミキ、ずっとたっくんといっしょがいい。
たっくん、はやくおきて。
・
たっくんが、おきない。
たっくんが、うごかない。
たっくんが、へんなくだでいっぱいつながれてる。
テレビのなかのひとみたいになってる。
なんだか、いやなかんじがいっぱいする。
このままずっと、おきないかんじがする。
デュラれもん、たすけて!
ミキのいのち、あげます。
ミキのぜんぶ、あげます。
たっくんが、おきるアイテムをだしてください!
おねがいしますおねがいしますおねがいしますおねがいしますおねがいしますおねがいしますおねがいしますおねがいしますおねがいします……。
「ミキ……」
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