文学的に語られちゃう狐娘とのデート話です。美人なあの娘にメロリンラブです。突然吉祥寺で話しかけられた主人公は、わたわたしながらも、健気についていく。そんなラブです。お稲荷は私も食べたい。
私個人のお話になってしまうのですが、和風なファンタジーというか、少し不思議な出会いや現象の物語が好きなので、とても楽しく読む事が出来ました。あっさりとはしているけど、胸の中に僅かに寂しさが残る読後感が得られて、良い短編に出会えたなと感じました。文章も飾られすぎず簡単すぎずで丁度良い読みやすさ。可愛らしい女の子がコーヒーちびちび吸ってるのは、なかなかツボです(笑)