オレオ──
その言葉はカクヨム内で何度となく見かけたことがありました。
しかし、この三文字の中に込められた経緯や背景は知らなかったため、今回作者様の解説によって教えていただく形になりました。
去る人がいるのは寂しいけれど、希望を持って残る人がいる。
いろいろな意見がぶつかって、様々な要望を出して、運営側の対処もあって、今のカクヨムがある。
これからのカクヨムも、きっとそうしてつくられていく。
ユーザーとして、この場所で楽しめていることに感謝しながら、これからより楽しく夢のある場所になることを応援していきたいと思います。
カクヨム黎明期に一番のお祭りになったオレオ騒動。この作品はオレオ騒動を中心にカクヨムのこの一年を振り返ったものです。
オレオ騒動、私もどちらかと言うと楽しんでいた口で、騒ぎに便乗したオレオ関連作品も楽しんで見ていたものです。あの作品を投稿した人の真の意図は分かりませんが、何かを感じた人が半ば神格化して御輿を担いでいたような気がします。
あの作品がランキングから外された時は落胆と安堵が同時に襲ってきました。落胆はやはりそう言うルールを明文化していないのにその処置がなされた事について。安堵はこれでようやくまともな作品だけがランキングに載ると言う安心感でした。
ランキングを外されて憤慨した人達は私が落胆したその理由で横暴だとの持論を展開していましたね。ただし、なら彼らはオレオを小説として認めるのかと言えば、多分そうはならないでしょう。アートとしてなら、アリかとも思いますが。
オレオ騒動も収束してからはカクヨムのコミニュケーション関係の話題に移ります。最初は交流させない仕様だったものの、それが解禁されていく様子に方針変換するカクヨムの歴史が浮き彫りになってきます。
カクヨムはユーザーの声を聞いて成長するサイトです。たったの一年でここまで柔軟に変わるサイトと言うのも珍しいのではないでしょうか。一度変更しても不評なら戻すと言う事も何度も行っていて、それもまたユーザー優先の考えありきだからだと思います。
この作品を最後まで読む事でこの一年の運営の努力の軌跡を追体験する事が出来ると思います。読み終わった後には、きっと運営に対する感謝の思いが湧き上がる事でしょう。